ソフトB内川 2000安打へM2「早く終わりたい」

2018年05月03日 05:30

野球

ソフトB内川 2000安打へM2「早く終わりたい」
2回2死二塁 内川は右前適時打を放つ Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ソフトバンク8―3ロッテ ( 2018年5月2日    ZOZOマリン )】 ソフトバンク・内川聖一内野手(35)が、2日のロッテ戦で2試合連続のマルチ安打を放ち、通算2000安打まで残り2本に迫った。3日の同戦での記録達成に期待が高まった。チームは3試合ぶりの2桁安打で8―3で快勝。2連勝で貯金を3とし、2位に浮上した。
 内川らしい打撃で、通算2000安打までのカウントダウンを加速させた。2試合連続のマルチ安打で、残りは2本。「(気持ちは)変わらない。早く終わりたい」と言った。

 2点を先制した直後の初回1死、昨季までチームメートだった大隣の低めチェンジアップを左手一本で拾い、中前に運んだ。2回にも再びチェンジアップを右前打。工藤監督は「タイミングを外されてもヒットが出ているのはいいこと。状態は上がってきた」と評した。

 仲間を思うチームの主将だが、勝負事となれば別。初対戦となった大隣を2回途中7安打7得点で降板に追い込み「僕らは勝たないといけないので、個人的な感情はゲームの中で消さないと」と、普段通りに集中力を高めて攻略した。試合前から小雨が降る中、「天候のこともあって、チーム全体で早い回からというのを意識してやった」。悪天候で試合途中で打ち切られる可能性も考えられただけに、先手を取ることが重要な一戦だった。

 三塁側スタンドには父・一寛さんの姿があった。偉業の瞬間に立ち会うために大分から駆けつけ「右足にしっかり体重が乗ってスイングできるようになってきた。早く決めてもらいたいですね」と打撃練習を見ながら復調気配を感じていた。大分工時代には監督と選手の間柄。普段から打撃内容をチェックし、いいときも悪いときも知り尽くしているからこそ、状態の変化には誰よりも敏感だ。

 4月29日のオリックス戦から4試合連続安打で、3日のロッテ戦での大台クリアの期待は高まる。内川は「全然楽しくないですよ。試合で結果を出さないといけないので」と重圧と向き合いながら、節目の一打を狙う。 (川島 毅洋)

おすすめテーマ

2018年05月03日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム
`; idoc.open(); idoc.write(innerHTML); idoc.close(); });