金本阪神に“恵みの雨” 中継ぎ陣&福留が休養 残り4連戦へ万全態勢

2018年05月03日 08:30

野球

金本阪神に“恵みの雨” 中継ぎ陣&福留が休養 残り4連戦へ万全態勢
室内練習場で練習を見守る金本監督 Photo By スポニチ
 恵みの雨となった。阪神は9連戦の真ん中だった2日のDeNA戦(甲子園)が雨天中止となり、甲子園室内練習場で調整した。この日の中止によって、(1)中継ぎ陣に丸2日間の休養(2)ベテラン福留に効率的休養――という2つの利点が発生。投打ともに体勢を立て直し、3日からの残り4連戦に臨むことが可能となった。
 天が味方した。4月28日から9連戦に突入し、疲労が蓄積しつつあった金本阪神にとって「恵みの雨」が降りそそいだ。チームは格好の中休みをゲット。体勢を立て直し、残り4連戦に臨むことが可能となった。金本監督も「そう(恵みの雨)ですね」とプラスにとらえ、前を向いた。

 「昨日(1日)、秋山が完投して、中継ぎ(の登板)が丸2日、あいたからね。(残り4連戦はリリーフも)割と行けるかなと」

 この日の雨天中止によって生じた1つ目の利点は、中継ぎ陣の休養だ。そもそも9連戦直前の26日にセットアッパー・マテオがパートナーの出産に立ち会うために一時帰国。勝利の方程式の一角を欠いて突入した9連戦だった。ただでさえ苦しい台所事情の中で1カード目の広島3連戦から、のべ10人のリリーフ投入も余儀なくされた。そんな疲労困ぱいの中継ぎ陣に、1日の秋山のチーム初完投と、この日の雨天中止により、丸2日間の休養を与えることができた。これで、残り4連戦では総動員も可能となったわけだ。

 「(福留には)来なくていいと言った。もうマッサージ優先で。もちろん(球場には来ている)。(練習参加は)止めました。(右手小指付近の)腫れは引いているみたい」

 2つ目の利点は、41歳のベテラン福留に休養日を与えられたことだ。今季は、ここまで24試合中23試合に先発出場。疲労がたまっていない…わけがない。それでも投高打低のチーム状況をかんがみれば、簡単には外すことができない打率・316、2本塁打、9打点の主将を、効率よく休ませることができた。この日は全体練習への参加も免除し、体のケアに努めさせた。昨季は休養明け20試合で打率・294、6本塁打、18打点という心強いデータもある。指揮官も「(次戦から)行ける。(4連戦も)たぶん(先発でいける)」と期待を寄せた。

 チームは前日1日に勝率5割に復帰。はからずも手に入れた中休みを最大限に生かし、投打ともに戦闘態勢を整えた。ゴールデンウイーク残り4連戦から、反攻に転じる。 (惟任 貴信)

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