ロッテ15失点大敗でマジック3のまま残り3戦…負けた瞬間にリーグ優勝逃す

2021年10月26日 05:30

野球

ロッテ15失点大敗でマジック3のまま残り3戦…負けた瞬間にリーグ優勝逃す
<ロ・ソ>大量点を取られなすすべもない井口監督(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ロッテ7ー15ソフトバンク ( 2021年10月25日    ZOZOマリン )】 もう後がない。残り3試合で優勝マジック3。今季ワーストタイの15失点で完敗したロッテ・井口監督は「(これまでも)そういう(一戦必勝の)つもりでやってきたが、いよいよというところ。何とか全員で残り3試合を頑張っていきたい」と言葉に力を込めた。
 05年以来となるリーグ優勝を目指すロッテと、8年ぶりにCS進出を逃したソフトバンク。モチベーションの差はあるはずだが、一つのミスで崩れたのは美馬だった。初回を3者凡退。2回も先頭デスパイネを2球で右飛に打ち取ったが続く中村晃の遊ゴロを名手エチェバリアが一塁へ悪送球すると、そこから連打、犠飛、3連打と一気にのみ込まれた。

 わずか1回2/3で6安打7失点。自責点0ながら、ロッテに移籍してから最短のKO劇に美馬は「すみません。コメントできることが何もありません…」と球団を通じて出した談話も悲痛だった。

 「あのエラー1個で、あの失点。あの回で試合が決まってしまった。(美馬の投球は)見ての通り。甘くいったところを打たれた」。指揮官は淡々と振り返ったが、悲観することはなかった。

 19日の対戦で、打線は千賀から8回に内野安打が出るまで無安打投球と抑え込まれた。しかし、この日は3点を奪い、4投手から11安打で7得点を記録した。攻撃陣が7点以上をマークしたのは13日のオリックス戦以来8試合ぶり。井口監督も「27日の試合につながる」と言った。

 27日は敵地で楽天と戦う。負けた瞬間にリーグ優勝を逃すが、1勝1分け以上で、今季最終戦となる30日の日本ハム戦までつなげれば、本拠地で佐々木朗がマウンドに上がる。崖っ縁に追い込まれたが、自力で16年ぶりのゴールにたどりつく道は消えていない。(横市 勇)

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