藤川球児氏 侍キーマンに強心臓右腕・大勢を指名「大事なところで一番力を発揮できる」

2023年02月26日 22:40

野球

藤川球児氏 侍キーマンに強心臓右腕・大勢を指名「大事なところで一番力を発揮できる」
<ソ・侍>8回、3者凡退に仕留めた大勢(右)(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 阪神、カブスなどで活躍した藤川球児氏(42)が26日、NHK「サンデースポーツ」(後9・50)に米国アリゾナからリモート出演。VTRで侍ジャパンに初招集された巨人のリリーフエース、大勢(23)にインタビューし、侍のキーマンに指名した。
 藤川氏がキーマンに指名した阪神ファンの23歳は「藤川さんの(現役)最後の甲子園も見に行きました。阪神ファンの応援って圧が凄いんですけど、慣れているので。マウンドに立った時に勝手にパワーをもらっている」と強心臓ぶりを明かした。また大勢は1年目の昨年「インパクトを残せる選手になろう」と考え、自身がリリーフが向いていると思い原監督と桑田コーチに直訴。歴代新人最多タイの37セーブを挙げ、新人王をつかんだ。

 WBCでは延長に入った場合、無死二塁から始まるタイブレーク方式が取られる。藤川氏は、昨年の満塁の被打率が0割というピンチに強い右腕に、1点も許されない終盤での登板を期待。大勢も「(ピンチでの登板時でも)何も考えていない。そっちの方が盛り上がる、見ている人もワクワクするんじゃないか、と客観的にみている」と話し、藤川氏も「大事なところで一番力を発揮できる。そこに選ばれていることに誇りを持って、自信満々に投げてほしい」と太鼓判。「天真爛漫で、まだけがれがない。だから抜てきしやすい存在。2週間のWBC大会を通して、人生の道しるべが見えてくるんじゃないか」とエールを送った。

 大勢も「世界一になりたい気持ちも強いんですけど、今後の野球人生にプラスになるきっかけをもらえるチームメートもいます。自分もまだまだ、もっともっと野球がうまくなれるんじゃないかなと思ったので、そういうことを(WBCを通じて)肌で感じられるのが楽しみ」と語った。

 大勢はこの日、サンマリン宮崎で行われた壮行試合で前日に続いてソフトバンクと対戦。大勢は2―2で迎えた8回に5番手としてマウンドに上がり、わずか8球での強打・ソフトバンク打線斬り。直後の9回には、1死から左前打で出塁した周東(ソフトバンク)の足を生かして味方打線が4-2と勝ち越しに成功し、侍ジャパンデビュー戦の大勢に勝利投手の座が舞い込んだ。投球内容は1回打者3人に対して8球を投げ、無安打無失点。2三振を奪い、四死球なし、直球の最速は156キロだった。

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