巨人・オコエ 移籍後初1番で安打&3戦連続盗塁「試合に出られるだけで幸せ」

2023年02月26日 05:20

野球

巨人・オコエ 移籍後初1番で安打&3戦連続盗塁「試合に出られるだけで幸せ」
<巨・広>5回、長野の時に吉川が二盗する間に本塁生還したオコエ(右奥)はナインに出迎えられる(撮影・西川 祐介) Photo By スポニチ
 【オープン戦   巨人4-1広島 ( 2023年2月25日    那覇 )】 プロ野球は25日にオープン戦が本格的に開幕し、巨人は広島を4―1で下した。現役ドラフトで楽天から移籍したオコエ瑠偉外野手(25)は「1番・左翼」で出場し、2打数1安打。実戦で3試合連続安打を記録し、同じく3試合連続の盗塁となる本盗を決めて勝利に貢献した。「開幕1番」奪取へ、猛アピールした。
 水を得た魚。今のオコエには、この言葉が当てはまる。移籍後初めて1番で起用されると、そのポテンシャルを存分に発揮した。

 「緊張した。昨日から亀井さん(打撃コーチ)に相談したりして1番だからとか、そういうことを考えないようにしようと」と話したが、その働きは理想的な1番打者だった。

 初回。2球で追い込まれるも「何とか2ストライクから食らいついていい感じに打てた」と3試合連続安打となる左前打で出塁。塁上ではプレッシャーをかけ、大きなリードや盗塁のスタートを切るフェイクで広島バッテリーの警戒心をあおった。エースの大瀬良は2番・吉川には1球もストライクが入らず四球。ペースを乱した。

 1点を追う5回には1死から四球で出塁し、エンドランがかかって吉川の左前打で一気に三塁まで進んだ。さらに重盗を仕掛けて本盗に成功し、同点にした。3試合連続の盗塁。積極的な走塁を推奨するチーム方針に「これだけ自由にトライできると自信もついてくる」と胸を張った。

 実戦6試合で14打数7安打の打率5割。1番を「フロントページ」と重要視する原監督は「ランナーとしてもいい。迫力も打席でいいものを出してくれている。非常に大きな戦力が加わった」と高く評価した。この日のオコエ、吉川の1、2番には「並びとして悪くはない」とし、1番候補に急浮上した。

 「試合に出られるだけで幸せ」とオコエ。水を得た魚のまま、走り続ける。(小野寺 大)

 ▼巨人・吉川(2番・二塁で先発出場し2安打1四球)後ろにいいバッターがたくさんいるので、どの打順でもつなぐことが大事。

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