阪神ドラ6・富田、またまたまた零封!「楽しく投げられた」新人13年ぶりOP戦開幕戦で“プロ初星”

2023年02月26日 05:15

野球

阪神ドラ6・富田、またまたまた零封!「楽しく投げられた」新人13年ぶりOP戦開幕戦で“プロ初星”
<ヤ・神>2回無失点と好投した富田(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【オープン戦   阪神5-2ヤクルト ( 2023年2月25日    沖縄・浦添 )】 また無失点で抑えた。4回から2番手として登板した阪神・富田が2回1安打無失点。オープン戦開幕戦で新人が勝利を挙げるのは10年の二神以来13年ぶりの白星発進だ。1イニングを投げた12日の紅白戦、16日の2軍中日戦、19日の韓国・サムスン戦に続き、今春4試合で5イニングを投げて1点も許していない。声援や鳴り物が響くプロらしい雰囲気になっても、落ち着いたマウンドさばきは変わらなかった。
 「応援もあって、投げているときは集中していたのであまり聞こえなかったが、楽しく投げられたなと思う」

 打席に強打者のオスナを迎えても動じない。5回2死の場面。2ボール1ストライクから打ち気をそらすカーブで追い込み最後は外角直球で遊ゴロに抑えて役目を終えた。

 「打席に立った時のオーラが凄かった。内角が強いというイメージがあった。外角で、高さに注意してしっかり投げきることができたので打ち取ることができたと思う」

 直球は130キロ台ながら、「他の人より回転数が多い」と胸を張るスピンが利いた球質を武器とする。4回2死二塁から、内山もその伸びる131キロで凡飛に打ち取った。制球を乱すことなく、あれよあれよとアウトを稼ぐドラフト6位左腕を、岡田監督も不思議そうに称えた。

 「なんかえたいの知らないひょうひょうさやな。変化球でも、ポッとストライクを取れるしな。ほんま、つかみようがないようなピッチングをするよな」

 今後も中継ぎで経験を積ませるプラン。開幕1軍へ前進する21歳。知らぬ間に、救援陣の一角に食い込みそうな勢いだ。(倉世古 洋平)

 ◇富田 蓮(とみだ・れん)2001年(平13)9月6日生まれ、岐阜県出身の21歳。大垣商では甲子園出場なし。三菱自動車岡崎では22年の都市対抗に補強選手で出場。同年U―23W杯では最優秀投手賞&ベストナイン(先発投手部門)で優勝に貢献。22年ドラフト6位で阪神入り。1メートル74、78キロ。左投げ左打ち。

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