米国圧勝!パワーとスモールベースボール兼ね備える打線はやはり最強か トラウトは大谷にエール!

2023年03月10日 09:30

野球

米国圧勝!パワーとスモールベースボール兼ね備える打線はやはり最強か トラウトは大谷にエール!
大谷や侍ジャパンについて話す米国チーム主将のトラウト Photo By スポニチ
 WBC米国チームは9日(日本時間10日)、アリゾナ州テンピでエンゼルスと強化試合を行い6対0で快勝し、強化試合を1勝1敗で終えた。
 「3番・中堅」で出場したトラウトは2打数無安打1四球。4回に代走を送られ退いた。米国チームの主将は強化試合2試合を4打数無安打1四球で終え「みんなと知り合い、チームの素晴らしさを知ることができる。きっと楽しい時間になる」と本戦を見据えた。

 また、トラウトは米国山岳部時間午前3時に始まった侍ジャパンと中国の試合は「知らなかった」とサラリ。投打に渡る大谷の活躍は起きてから知ったそうで「嬉しい限りだね」と笑顔を見せた。順調な滑りだしを見せた最大のライバルの戦いについて「彼らの描いている筋書き通りであることは間違いない。だから彼らはいいチームなんだ」と評価しつつも「どうなるかはお楽しみだ」。最後に勝つのは米国と言いたけげだった。

 前日はジャイアンツ相手に4安打、1得点に終わった米国打線だったが、この日は10安打6得点とつながった。0ー0で迎えた3回は無死二塁から2番のベッツが定石通りに右前打を放ち一、三塁としゴールドシュミッドの四球で満塁。5番アレナドが左中間へ先制のグランドスラムを放った。この攻撃についてアレナドはベッツのチーム打撃、全員に後の打者へと繋げようとする精神があるとし「素晴らしい打者がたくさんいる。多くのことをする必要はない。得点することだけを考えた。互いに励まし合い一生懸命プレーすればきっとうまくいく」。マーク・デローサ監督も「走者二塁でベッツのような自己中心的でない打撃。我々がいつもベンチで話していることだ。ベッツは言ったよ。『怪物のような打者が僕の後ろには控えているから』ってね。だから彼は自己犠牲を厭わなかった」と称えた。

 ホームラン打者が揃う豪華絢爛な部分ばかりに目が行きがちだが、今回の米国打線は誰もがチーム打撃ができる。パワーとスモールベースボールの共存。加えてブルペン陣も強力。悲願の優勝を目指す侍ジャパンにとって、米国は強敵すぎるライバルであることは間違いない。

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