大逆転で初勝利のチェコ監督「奇跡が起こりました」M・メンシク「日本との対戦は名誉」11日へ気合

2023年03月10日 17:08

野球

大逆転で初勝利のチェコ監督「奇跡が起こりました」M・メンシク「日本との対戦は名誉」11日へ気合
WBC1次R<中国・チェコ>9回、逆転3ランを放ち、ナインに迎えられるムジーク(中央)(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【WBC1次ラウンドB組   チェコ8-5中国 ( 2023年3月10日    東京D )】 初出場のチェコは劇的な逆転勝利を収め、歴史的1勝を手にした。試合後、パベル・ハジム監督は「大変、素晴らしい気持ち。奇跡が起こりました」と興奮気味に試合を振り返った。
 4-5の9回1死一、三塁で6番・ムジークが逆転3ラン。敗戦まであと2死から土壇場で試合をひっくり返したヒーローは「打てる球だと思った時は絶対に躊躇することなく打とうと思っていました。それまでヒットがあまりなかったので、これは絶対、打てる球だと思って思いっきりやりました」と胸を張り、ダイヤモンドを一周後、ベンチでもみくちゃにされ「皆が喜んでいる顔を見て特に嬉しかった。チームは一つの家族だと思っています。だから、私だけでなくて他のメンバーたちも大喜びしてくれて嬉しかったです」と笑顔を見せた。

 ムジークだけでなく初回にはメンシク兄弟の弟、V・メンシクが先頭で左前打を放ち、チーム初安打をマーク。「第一打席に入った時は、どんな形でも自分が打てる球だと思ったら必ずスイングしようと思っていた。それでチームを引っ張りたいと思っていた」という言葉どおり、この一打で勢いづいた打線は初回に2点を先制した。

 さらに3回には兄のM・メンシクがチーム第1号となるソロ本塁打。「ホームランを打てて、とても嬉しい。とてもタイミングが合ったんです。なのでホームランになった。大きな喜びを感じています」と笑みが止まらなかった。

 チェコはこの1勝により、次回大会の出場権を獲得。指揮官は「私たちとしてはBグループでどんどん成功を重ねて行きたい」と今大会でさらなる成長を誓う。

 次戦は11日の日本戦。日本人最速タイの165キロを誇る佐々木朗希の先発が予想される。M・メンシクは「日本チームとの対戦はものすごく名誉なこと。全力で戦って良い結果を残したい。それだけです」と善戦を誓った。

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