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侍・湯浅「気持ちいい」「追い込んでから狙いにいった」3者連続三振斬りデビュー

2023年03月10日 05:05

野球

侍・湯浅「気持ちいい」「追い込んでから狙いにいった」3者連続三振斬りデビュー
＜日本・中国＞8回から登板した湯浅　（撮影・西川祐介） Photo By スポニチ
 【WBC1次ラウンドB組   日本8－1中国 （ 2023年3月9日    東京D ）】 湯浅京己投手（23＝阪神）が圧巻のWBCデビューを飾った。3点優勢の8回を任され、3者連続三振の快投で流れを呼び込んだ。
　「ブルペンから感覚よく投げられていた。たくさんお客さんが入っていて、拍手とか凄く聞こえた。力をもらいました」

　先頭の羅錦駿をフルカウントから高め152キロ直球で空振り三振に仕留め、続く李寧は2球で追い込んで宝刀フォークでバットに空を切らせた。最後は梁培から153キロ直球で3度の空振り三振を奪い、役割を完遂した。

　「やっぱり三振を取れたら気持ちいいですし、追い込んでから狙いにいっていたので。取れてよかった」

　直後の攻撃で4得点。重たい空気を快投で一掃し、打線にも活力を吹き込んだ。「少しでもいい流れを持ってこられるように心がけているので」。大谷―戸郷からの継投に「本当に見ていてワクワクするようなピッチングをしていて、凄い。自分も頑張ろう」と刺激され、初の大舞台でもアツアツの投球を披露した。

　小学4年だった09年に東京ドームで第2回WBCを現地観戦。「今言われるまで（当時の思い出を）全然考えてもいなかった」と感傷はない。「まだまだ始まったばかりなんで、しっかり世界一に貢献できるように頑張りたい」。10日の韓国戦以降は両親も東京ドームで観戦予定。去り際に「友達が見に来てくれて、凄くありがたい。もっと頑張ります」と力を込めた。（阪井　日向）

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