猛打口火切った侍・ヌートバーの先制打 広島監督・新井氏が「素晴らしい打者」と褒めた理由

2023年03月11日 01:16

野球

猛打口火切った侍・ヌートバーの先制打 広島監督・新井氏が「素晴らしい打者」と褒めた理由
<日本・韓国>3回、ヌートバーが適時打を放ち塁上で絶叫しながらペッパーミルポーズ(撮影・篠原 岳夫) Photo By スポニチ
 【WBC1次ラウンドB組   日本13-4韓国 ( 2023年3月10日    東京D )】 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドB組が10日、東京ドームで行われ、日本は宿敵・韓国に逆転勝ち。打線爆発で13-4と大量点を奪っての勝利となった。
 そんな猛攻の口火を切ったのが、ヌートバーだ。3点差を追う3回、無死一、二塁で打席に入ると、2回まで5三振と好投を続けていた左腕キム・グァンヒョンを攻略した。その場面を、TBS系列で実況解説を行った広島監督・新井貴浩氏がうなった。

 初球、バントの構えからファウルになったが、その後は外角に徹底された直球とスライダーを見極めて、手を出さなかった。これでカウント2-2まで行くと、続く外のスライダーは絶妙な位置へ投球されたが、このボールもヌートバーが見送り。マウンドのキム・グァンヒョンは明らかに顔が引きつり、続く6球目の間に二塁へのけん制偽投をするなど、間を嫌うシーンがあった。そして6球目のスライダーが若干ストライクゾーンに入ってくると、すかさずヌートバーが中前に快打した。

 新井氏はこの場面も絶賛。「打った前のスライダーですね。ストライクゾーンからボールにぎりぎりになる球を、そこを見極めた時点で(投手は)もうゾーンに投げないといけなくなる。だから(6球目は)ヌートバーが、ここに投げさせたわけです。素晴らしい打撃です」と解説した。

 この一打を皮切りに、日本は13安打13得点の猛攻。試合前から、日本のキーマンはヌートバーだと明言していた新井氏は「彼が打つと球場全体が盛り上がる」と話すなど、今後の活躍にも期待していた。

おすすめテーマ

2023年03月11日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム