神戸国際大付のエース・中村和史 2回4K「ボールの走りは良かった」

2023年07月17日 13:35

野球

神戸国際大付のエース・中村和史 2回4K「ボールの走りは良かった」
<福崎・神戸国際大付> 3番手で登板した神戸国際大付・中村(撮影・亀井 直樹) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権兵庫大会3回戦   神戸国際大付9―3福崎 ( 2023年7月17日    ほっともっとフィールド神戸 )】 2年ぶりの夏出場を狙う神戸国際大付が順当に勝ち4回戦に進出した。コールド勝ち寸前だった7回に味方の失策なども重なって2点を奪われたことで、エース右腕、中村和史(3年)に今夏初の出番が巡ってきた。6点リードの8回から登板。2回を投げ4三振を奪い無失点で試合を締めた。
 「うずうずしていた。投げられたことは(今後に向け)プラスに考えればいい」

 3回まで大量9点を奪い早い回での決着も頭に浮かぶ中、4回以降はまさかの0行進。先発した田村好誠(3年)が3回1失点、2番手・平石蓮巳(3年)が7回に2点を失い、慌てて再度、準備を始めた。

 「ボールの走りは良かった」と話すように最後の夏に向け、磨きをかけてきた真っすぐ主体の投球で相手打者を圧倒。最速は144キロだが「指にもかかっていたし、今日は出ているような気がする」と自己最速を更新する感触があるほどだった。

 1学年下には同じ右腕で来秋ドラフト候補にあがる津嘉山憲志郎(2年)がいる。今夏の初戦だった2回戦・星陵戦では15奪三振で完封勝利。「大崩れしないし頼りになる」とチームメートとして頼もしい存在としながら「負けてられない」と先輩として、エースナンバーを背負う身としての意地も持ち合わす。

 昨夏は兵庫大会決勝で社に敗れ、同秋の近畿大会では1回戦で大阪桐蔭に敗戦。甲子園まで、あと一歩が続く。「詰めが甘くならないように」。最後の夏、エースとしてチームを聖地へと導く戦いが始まった。

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