巨人・菅野「これだけ打たれるのは原因があると思う」「借りは返したい」 プロ最短1/3回6失点KO

2023年07月17日 23:02

野球

巨人・菅野「これだけ打たれるのは原因があると思う」「借りは返したい」 プロ最短1/3回6失点KO
<ヤ・巨>初回途中、菅野は原監督(右)から降板を告げられる(撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人10―11ヤクルト ( 2023年7月17日    神宮 )】 巨人は両軍合わせて30安打21得点というヤクルトとの壮絶な打ち合いを落として5連敗。球宴前の前半戦を40勝42敗1分けの借金2で折り返し、通算17年目を迎えた原監督政権下では初となる2年連続借金ターンが決まった。
 先発した菅野智之投手(33)が初回1死しか取れず、2本塁打を含む6安打を浴びて6失点KO。1/3回での降板は菅野にとってプロ11年目で最短KOとなり、そこから壮絶な打ち合いとなった。

 打線は初回の0―6から4回に一度は7―6と逆転するも、逆転した直後のその裏、内山に満塁弾を被弾して7―10。8―10で迎えた7回にはウォーカーの2点適時打で10―10として延長戦にもつれこんだが、最後は15試合連続無失点中だった中川がイニングまたぎの延長10回に力尽き、武岡にサヨナラ打を浴びた。巨人のサヨナラ負けは今季83試合目で初だった。

 菅野は試合後、「ほとんど初球やられたので。多少手探りな部分はあったんですけど。初対戦でこれだけやられるのは、いくら僕のボールが甘かったとはいえこれだけ打たれるのは原因があると思う。一つは甘いボールと狙い球を絞ってきているのは間違いないと思う」とコメント。

 「この攻めは他の球団も見るだろうし、自分が対策をして次の試合に向けてやっていくのが大事。こういう重いゲームというか、先発が1回も投げきれなかったらこうなってしまうので、しっかり借りは返したいと思います」と雪辱を誓った。

 投手陣は、菅野降板後の初回1死から2番手右腕・三上が登板し、2回には早くも3番手左腕・バルドナードがマウンドへ。3回には4番手右腕・鈴木康が登板したが、イニングまたぎとなった4回、2死満塁のピンチを招いて降板すると、ここでリリーフした5番手右腕・船迫が内山に左中間スタンドへ6号満塁弾を叩き込まれて7―6から7―10に。直後の5回に門脇が69日ぶりとなるプロ2号ソロを放って8―10。7回にはウォーカーの2点適時打で再び10―10の同点としたが、力尽きた。

 巨人は8投手を含めて22人、ヤクルトは7投手を含めて21人が出場。巨人は先発の菅野を含めて9投手がベンチ入りしていたが、菅野の1/3回降板により、5回で早くも6番手左腕・高梨が登板。鈴木康、高梨、ビーディ、中川とリリーフ陣4人がイニングまたぎを余儀なくされ、4時間19分の死闘だった。

おすすめテーマ

2023年07月17日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム