やっぱり気になる母校の動向 プロ野球選手も球児のプレーが刺激に

2023年08月01日 08:00

野球

やっぱり気になる母校の動向 プロ野球選手も球児のプレーが刺激に
2017年8月の第99回全国高校野球選手権・聖光学院戦で、力投を見せた聖心ウルスラ学園の先発・戸郷 Photo By スポニチ
 プロ野球選手たちも、母校の動向はやはり気になる。7月30日に甲子園出場の全代表校が決まった高校野球。地区予選が佳境に入った7月下旬の話題は、もっぱら高校野球だった。
 巨人・戸郷の母校・聖心ウルスラ学園は惜しくも宮崎大会準優勝。延長10回サヨナラ負けで、あと一歩届かなかった。毎年、大会中にはドリンクなどを差し入れているという右腕も決勝をテレビ観戦。「朝早く起きて見ていた。良い戦いをしていましたね」と刺激を受けた。2日後の7月27日には自身が甲子園で登板。「(後輩の分まで)僕がそういう気持ちで挑めれば」と力投し9勝目を挙げた。

 7月28日にプロ初勝利を挙げたドラフト5位ルーキーの船迫も母校・聖光学院の福島大会決勝をそわそわしながら見守った。タイブレークまでもつれた一戦にスマホのライブ配信で一喜一憂。延長10回に一時4点をリードされた時は「これはやばい」と言い、ストレッチへ向かって行ったが、その裏に5点を奪いサヨナラで甲子園出場が決定。報道陣の前を通った時には「何か(差し入れを)考えないと」と笑顔だった。青森山田出身の堀田も準決勝まで進出した母校の試合をスマホのライブ配信で観戦。高梨も埼玉大会準決勝に進出した母校・川越東の試合のライブ配信を見ながら報道陣の前に姿を表した。準決勝敗退とはなったが「よく頑張っていたよね」と話していた。

 現在は夢や希望を与える立場であるプロ野球選手も、元高校球児。卒業から何年が経過しても、母校の成績は気になる。後輩たちの必死のプレーに当時の自分を重ね、大きな刺激も受ける。それはみんな同じなんだな、と思い、元球児の自分もうれしくなった。(記者コラム・小野寺 大)

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