阪神・佐藤輝　“ひつまぶしパワー”で長期ロード夏バテ知らずや　名古屋名物で活力つけて“竜も食う”

2023年08月01日 06:30

野球

阪神・佐藤輝　“ひつまぶしパワー”で長期ロード夏バテ知らずや　名古屋名物で活力つけて“竜も食う” — さわやかな笑顔を見せる佐藤輝 Photo By スポニチ

　爆発の夏や！阪神・佐藤輝明内野手（24）が、1日から始まる恒例の夏のロードでの快打量産を誓った。和製大砲にとって8月は過去2年間いずれも不振に陥った月間でも、コロナ下による外食禁止が解けた今季はひと味違う！？まずは中日戦の舞台となる名古屋名物「うなぎ」で胃袋を満たし、勝負の夏場へ活力をつける算段だ。

　悲願の“アレ”に向け、勝負の長期ロードが幕を開ける。夏場の大爆発を見据える佐藤輝は覚悟を決め、最初の関門となる名古屋へと乗り込んだ。

　「しっかり体調整えて頑張ります、って感じですね。優勝争いしているんで。このまま最後までいけるように頑張りたい」

　7月の月間打率は・191で「全然ダメだった」と振り返るも、調子は右肩上がりの曲線を描く。球宴明けの7月22日ヤクルト戦から8試合で打率・273、5打点。ここ4試合で2発を放ち、打球の角度も上がってきた和製大砲は、1年目の21年が月間打率・222、3本塁打、22年が同打率・228、2本塁打と、過去2年苦戦している8月へ腕ぶした。

　「デーゲームがあるわけではないんで。（11日からは）京セラ（ドーム）でもできるんで、甲子園よりは涼しいかなと」

　苦手の夏克服へ、今季はグラウンド外でも“追い風”が吹いている。コロナ下で外食禁止だった過去2年と違い、今季は遠征先で各地の名物に舌鼓を打ち、ストレス発散、リフレッシュにつなげてきた。「（1、2年目は）外出してなかったんで。そういう意味では変わってきましたね。いい気分転換にはなってます、ご飯食べに行くぐらいですけど」。名古屋で食べたいものには「うなぎじゃないですか！」と即答した。

　「（食べたこと）ありますよ、ひつまぶし。あの先輩が愛知に住んでいたんで」と、過去には三菱自動車岡崎に所属していた中野のおすすめの店も訪れた。1日からバンテリンドーム、4日から横浜スタジアム、そして8日から東京ドームでいずれも3連戦。今季同3球場で打点なしの背番号8はうなぎで活力をつけ、敵地での快打量産で苦手の夏に別れを告げる。（阪井　日向）