大谷翔平　右肘じん帯損傷判明後初の無安打　痛恨サヨナラ負けでメッツをスイープならず連勝は2でストップ

2023年08月28日 03:35

野球

大谷翔平　右肘じん帯損傷判明後初の無安打　痛恨サヨナラ負けでメッツをスイープならず連勝は2でストップ — ＜メッツ・エンゼルス＞6回、内野ゴロに倒れた大谷（撮影・光山　貴大） Photo By スポニチ

【インターリーグエンゼルス2ー3メッツ（ 2023年8月27日ニューヨーク）】エンゼルスの大谷翔平投手（29）が27日（日本時間28日）、敵地ニューヨークでのメッツ戦に「2番・DH」でスタメン出場。5試合ぶり無安打となる4打数無安打に終わった。大谷の今季成績は打率・305、92打点、44本塁打。チームは2－2の9回無死満塁から3番手・ロペスがサヨナラ打を許して破れ、連勝は2でストップした。

　初回無死一塁からの第1打席はメッツの先発左腕・ピーターソンのスライダーを捉えたが、打球は左翼手の正面に。3回2死二塁の先制機では空振り三振、6回1死からの第3打席は二ゴロに倒れた。勝ち越し直後の8回無死からの第4打席は2番手・スミスのスライダーにタイミングが合わず空振り三振。快音を響かせることはできなかった。

　大谷は23日（同24日）のレッズとのダブルヘッダー第1試合に先発したが、2回途中で緊急降板。その後の検査で「右肘内側側副じん帯損傷」が判明し、今季残り試合に登板しないことが決定したが、以降もDHで出場を続けている。無安打は故障判明後初めてのこととなった。

　前日の試合では9回2死二塁で敬遠された際は大ブーイングと「We　want　Shohei（翔平が欲しい）！」コールが起きた。そしてこの日も打席を迎えるごとにビジターの観客から歓声が沸き起こった。登板はなくなっても、無安打でも、大谷の存在感は高まるばかりだ。