Bジェイズ・雄星 粘りの6回4失点も、初の2桁勝利は4戦連続足踏み 日米通算1500奪三振にあと1

2023年08月28日 06:15

野球

Bジェイズ・雄星 粘りの6回4失点も、初の2桁勝利は4戦連続足踏み 日米通算1500奪三振にあと1
ブルージェイズ・菊池雄星(AP) Photo By AP
 【ア・リーグ   ブルージェイズ7ー10ガーディアンズ ( 2023年8月27日    トロント )】 ブルージェイズの菊池雄星投手(32)が27日(日本時間28日)、本拠地・トロントでのガーディアンズ戦に先発。6回6安打4失点と粘りの投球を展開し、今季10勝目の権利を手にしたが、リリーフ陣が逆転を許して権利は消滅。メジャー5年目で初めての2桁勝利到達は4試合連続で足踏みとなった。チームは延長11回に4点を奪われ、その裏の攻撃は1点に終わり7―10で敗れ、連勝はならなかった。
 粘りの投球を貫いた。2-0の3回2死一塁、ラミレスに左越えへの同点2ランを浴びると、4回には長短4安打を集められて2失点。序盤は勝負どころでの制球力を欠いた。

 しかし今季の菊池はどんな状態でも確実に試合はつくる。直球を軸に、今季キレを増したスライダー、さらにカーブ、チェンジアップと効果的に交え、テンポよく5、6回はともに3者凡退。攻撃のリズムにつなげ、6回のシュナイダーの5号逆転2ランを呼び込んだ。奪三振は毎回の8を記録。今季146奪三振で、メジャー通算は596。日本時代は903奪三振で、日米通算1500奪三振にあと「1」とした。

 勝利投手の権利を手にしてリリーフ陣にバトンを渡したが、8回から4番手として登板したメイザがガーディアンズ打線に逆転を許した。この時点で菊池の白星は消えた。

 開幕からローテを守り続け、バジット、ガウスマン、べリオスらと盤石の先発陣を形成。一時は被本塁打数でメジャーワーストを記録したこともあったが、7月16日(同17日)のダイヤモンドバックス戦から7試合連続で被弾なし。この日許した本塁打が8試合ぶりの被弾だった。

 8月2日(同3日)のオリオールズ戦で9勝目を挙げて以来、4戦連続で白星から見放される結果となったが、菊池は自分の仕事を貫徹することを最優先する。試合前の時点でワイルドカード圏内まで2・5ゲーム差。勝負の終盤戦に向け、これからもひたむきに左腕を振り続ける。

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