阪神・伊藤将 2年ぶりの巨人戦黒星 岡本和に今季初安打のV撃許すも「攻めた結果。後悔はない」

2023年08月28日 05:15

野球

阪神・伊藤将 2年ぶりの巨人戦黒星 岡本和に今季初安打のV撃許すも「攻めた結果。後悔はない」
<巨・神>8回、勝ち越し打を岡本和に浴びた伊藤将(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神2―4巨人 ( 2023年8月27日    東京D )】 最後は真っ向勝負に屈し、天を仰いだ。阪神先発・伊藤将は今季最多116球の熱投が実らず、7回2/3を7安打4失点で5敗目。新人だった21年の7月10日以来、2季ぶりの巨人戦黒星を喫した。
 「逃げた姿勢で投げると、(中途半端な当たりで)嫌なヒットだったりとかもあるので。だったら勝負しようと、岡本(和)のところは攻めた結果。バッテリー間でここが勝負という気持ちで投げたので、後悔はない」

 同点の8回に2死から北村拓、坂本に連続四球を与えて一、二塁。迎えた巨人の主砲・岡本和に直球勝負を続け、カウント2―2からの5球目だった。坂本の内寄りに構えたコースより若干甘く入った143キロ直球を捉えられ、決勝の左前適時打とされた。試合前まで今季6打席を無安打に封じ、この日も第3打席まで封じ込めていた同学年のスラッガーに、今季10打席目で仕留められた。続く丸にも中前適時打を浴び、降板となった。

 持ち味の制球力と打者の芯を外す投球で、5回までは二塁すら踏ませず。本人が悔いたのは2点リードの6回だ。先頭の代打・大城卓に初球133キロをバックスクリーン右に運ばれると、2死からは坂本にもチェンジアップを左中間席に叩き込まれ、同点に。「5回まではしっかり投げられていた。大城(卓)さんに先頭でああいう形になったので、もったいなかった」。巨人戦での複数失点も2年ぶりで、敵地・東京ドームの怖さを改めて胸に刻んだ。

 「ちょっとしたことで(スタンドに)入りやすい。自分の球が後半に高くなったところもある。東京ドームの試合は今季もうないけど、低めにしっかり丁寧に、7、8、9回と投げられるように技術を上げたい」

 7回2死三塁でも代打・秋広を二直に仕留めるなど粘り続けたが、最後に力尽きた3年目左腕。自身の今季の連勝も巨人戦の連勝も5で止まった敗戦に目を背けず、次を見据えた。(阪井 日向)

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