オリM4 20日に地元で胴上げも 活躍の森がお立ち台で話した「いなくて、ちょっと寂しい」後輩は…

2023年09月19日 05:00

野球

オリM4 20日に地元で胴上げも 活躍の森がお立ち台で話した「いなくて、ちょっと寂しい」後輩は…
<オ・楽>6回、本塁打を放つ森(撮影・後藤 正志) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   オリックス6―3楽天 ( 2023年9月18日    京セラD )】 オリックスが楽天に6―3で快勝し、優勝マジック4まで前進した。森友哉捕手(28)が先制二塁打&ダメ押し16号ソロの大暴れ。ともに打線の軸を担ってきた頓宮、捕手で併用されてきた若月らが体調不良で離脱している中、抜群の勝負強さを発揮した。今季最多を更新する貯金30とし、19日からは2位・ロッテとの2連戦。連勝すれば20日に地元で胴上げという格好の条件が整った。
 ともに打線を引っ張ってきた戦友の分まで、森が打った。初回1死三塁で中越え先制二塁打。5―0から2点差に詰め寄られたあとの6回には“打った瞬間”の右越え16号ソロでダメ押し。3本の長打を放つ文句なしの活躍で、優勝マジックをまた一つ減らした。

 「今日は良かったですね。1本目でしっかり仕留められたので、気持ち的に少し楽になったのかな、と」

 お立ち台で名前を出したのは、体調不良で離脱中の後輩だった。「頓宮がいなくて、ちょっと寂しいんですけど、明日、あさって、勝って優勝を決めたい」。チーム最多16本塁打で並び、打線の軸を担ってきた2人。一緒にお立ち台に立った8月27日のロッテ戦では「後ろに頼もしい頓宮選手がいてるんで、気楽にいきました」とイジり、頓宮からも「前に頼もしい先輩がいるのでめちゃめちゃ楽に打てました」とやり返された。試合前にもテレビ電話で連絡があり「“頑張ってください”みたいな。ひげボーボーでした」と笑った。ヒーローインタビューの最後には、杉本とともに頓宮の決めゼリフの「ホイサー!」を見よう見まねで披露し、大いにファンを沸かせた。

 メジャー移籍した吉田(レッドソックス)に代わる主軸として西武から加入。1人で埋めるには大きい穴でも、既に“正尚超え”を果たした数字もある。この試合で15度目を数えた勝利打点はリーグダントツ。優勝した昨季のチームトップだった吉田の12度を大きく上回る。

 「チャンスほど積極的に…というのは今季ずっとやっている。チームの戦力になれているのは凄くうれしい」

 マジック4とし、19日からは2位・ロッテとの本拠地2連戦。連勝すれば地元で胴上げという、分かりやすい“構図”ができあがった。自身も大阪出身で「地元というのもあるし、1年目というのもある。ファンの喜んだ顔が見たい」と言い切った。過去2年の連覇を敵として悔しい思いで見ていた男が、3連覇の立役者となる。(山添 晴治)

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