オリオールズ・藤浪 PO進出 古巣・阪神の“アレ”じゃないけど…初シャンパンファイトに大興奮

2023年09月19日 02:30

野球

オリオールズ・藤浪 PO進出 古巣・阪神の“アレ”じゃないけど…初シャンパンファイトに大興奮
シャンパンファイトをするオリオールズの藤浪(AP) Photo By AP
 【ア・リーグ   オリオールズ5ー4レイズ ( 2023年9月17日    ボルティモア )】 ア・リーグ東地区首位のオリオールズは17日(日本時間18日)、延長11回の末にレイズをサヨナラで下して7年ぶりのプレーオフ進出を決めた。藤浪晋太郎投手(29)は9回に5番手で登板。勝敗は付かずも、2/3回を投げ自己最長の7試合連続無失点とした。今季の日本選手ではプレーオフ進出一番乗りで試合後は歓喜のシャンパンファイト。次は古巣・阪神の「アレ」に続く地区優勝を目指す。
 喜びが爆発した。初体験のシャンパンファイト。藤浪は仲間と「TAKE OCTOBER(10月に行こう)」のTシャツを着て心の底から楽しみ、ブランドン・ハイド監督にもシャンパンをかけた。「日本でビールかけをしたことがなかったので、めちゃくちゃ興奮した。最高」と語り「(叫びすぎて)喉がガラガラ」と笑った。

 地区優勝を争うレイズ戦は2―3の9回に登板。二塁打と四球で2死一、二塁として降板も、後続の投手が抑え自己最長の7試合連続無失点となった。メジャー1年目の転機は2つある。最初に所属したアスレチックスでは先発で4試合連続黒星を喫し、防御率14・40の時点で中継ぎに転向。そこで結果を残し7月に強豪のオ軍にトレード移籍した。そしてメジャー6年目の大谷(エンゼルス)も経験していないプレーオフへ――。地獄から天国へと駆け上がった。

 藤浪は「1年目からこういう経験をさせてもらって凄く幸運。環境や人に恵まれている」と感謝する。日本では昨季まで所属した阪神がリーグ優勝。「ビールかけを見て、その場に自分がいなかった寂しさはある」と本音をこぼすが「ファン目線で本当にうれしかった」と刺激も受けた。

 藤浪が「それが一番いい形」と言うのは阪神の日本一とオ軍の世界一。「(シャンパンファイトを)あと何回できるんですかね。3、4回。全部できるよう頑張ります」と見据えた。(杉浦 大介通信員)

おすすめテーマ

2023年09月19日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム