阪神・岡田監督が3死球に怒り 9回島田は頭部死球「大丈夫やったみたいやけど。まともやったやろ?」

2023年09月19日 05:15

野球

阪神・岡田監督が3死球に怒り 9回島田は頭部死球「大丈夫やったみたいやけど。まともやったやろ?」
<神・D>島田への頭部死球で厳しい表情を見せる岡田監督(中央)。右は三浦監督(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神2―3DeNA ( 2023年9月18日    甲子園 )】 阪神・岡田監督はムスッとしていた。14日の優勝決定後は敗れても揚々としていたが、この日ばかりは違った。原因は3つの死球。主砲の大山に始まり、島田は2度もぶつけられ、最後の9回は頭部死球だった。場内は騒然。危険球退場したエスコバーは試合後に島田の元を直接謝罪に訪れても、指揮官の腹の虫は治まらなかった。
 「知らん。見てない。俺に謝りに来なあかんやんか」

 今季は死球にいらだつことが多い。7月2日の巨人戦では近本が右肋骨を骨折し、8月13日のヤクルト戦では梅野が左手首付近の尺骨を骨折した。9月3日のヤクルト戦で再び近本が脇腹付近に死球を受け、「あきれるよな。おらんかったんよ、高津。ベンチに」と“噴火”した。こうした経緯を踏まえると、「俺に謝りに来なあかんやん」という言葉は、三浦監督に向いていたと受け取れる。

 恐れるのは故障だ。「ホンマにそうよ」。優勝が決まったため、個人記録の懸かっていない主力は休養を挟みながら戦っている。10月18日から始まるクライマックスシリーズ・ファイナルステージ、その先にある日本シリーズに向けて戦力を整えている段階で、負傷者が出てしまえば元も子もない。「(島田は)大丈夫やったみたいやけどな。まともやったやろ?ちょっと(頭の)上の方で良かったとは言ってたけどな」。大事にならなかったことに安どした様子を見せても、目は笑っていなかった。(倉世古 洋平)

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