敏腕記者ヘイマンがメッツはFA大谷の獲得に動くべきではないと主張、代わりに山本、ヘイダー…

2023年09月19日 17:25

野球

敏腕記者ヘイマンがメッツはFA大谷の獲得に動くべきではないと主張、代わりに山本、ヘイダー…
<エンゼルス・タイガース>試合中、ベンチの大谷(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 FA市場での移籍情報に強い敏腕記者ニューヨークポストのジョン・ヘイマンが18日(日本時間19日)メッツはFA大谷翔平の獲得に動くべきではないと主張している。
 そもそも今季のメッツは70勝80敗の成績で、68勝82敗のエンゼルスと大差ない。勝ちたい大谷にとって魅力的に映るかどうかも定かではない。今のメッツは投手が必要だとヘイマン記者は主張する。しかしながら大谷はひじのケガで、24年シーズンはおそらく投げられないし、25年もフル稼働は無理かもしれない。もちろん大谷は最も偉大な野球選手だから、メッツの試合を大いに盛り上げてくれる。エンゼルスファンは大谷がわき腹痛で試合に出られないとわかってからも、その姿を見たくて球場に現れた。たくさんのファンが崇拝する本当に特別な存在だ。

 しかしながらメッツはトレードデッドラインでたくさん選手を放出してしまったから、穴を埋めないといけない。そして大谷にお金をたくさん使ってしまうと、いくらスティーブ・コーエンオーナーがお金持ちでも、他の補強ができなくなる。コーエンオーナーも大谷同様勝つことが一番大事なはず。そうであればこのオフは他にお金を回すべきだ。

 メッツはまず先発投手を2人補強しなければならない。今現在、信頼できるのは千賀滉大とホセ・キンタナだけ。このオフの市場にはブレイク・スネル、山本由伸など好投手がいる。続いてブルペン投手もたくさん必要だ。左腕のジョシュ・ヘイダーを獲得できればエドウィン・ディアスと強力なタッグを組める。

 インパクトのある打者も必要だ。今年のメッツは投手が最も期待外れだったが、打線も今一つ。FA市場でカブスのコディ・ベリンジャーを獲得できれば、中堅を守り、ブランドン・ニモを左翼に移せる。その上で生え抜きの主砲ピート・アロンソと契約を延長しなければならない。彼は毎年安定してたくさんの本塁打を打つし、チームリーダーとしても欠かせない存在だ。

 コーエンオーナーの資金力なら5億ドルでも6億ドルでも大谷に払えるかもしれない。しかしこのオフはその資金を他の選手に回すべきだと主張するのである。

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