【WCシリーズ】観衆総立ち！前田所属のツインズ　“らしさ”全開の連勝で地区シリーズへ

2023年10月05日 08:31

野球

【WCシリーズ】観衆総立ち！前田所属のツインズ　“らしさ”全開の連勝で地区シリーズへ — 先制打を放ち、拳を突き上げるツインズ・コレア（AP） Photo By ＡＰ

【ア・リーグ　ワイルドカードシリーズ第2戦ツインズ2ー0ブルージェイズ（ 2023年10月4日ミネアポリス）】大リーグのプレーオフは4日（日本時間5日）、3回戦制のワイルドカードシリーズ第2戦が行われ、前田健太投手（35）の所属するツインズが菊池雄星投手（32）の所属するブルージェイズを2－0で破り、連勝で地区シリーズへとコマを進めた。前田の登板機会はなかった。ツインズは7日（同8日）から西地区優勝のアストロズと対戦する。

　チームの特色を生かした完勝だった。レギュラーシーズンの防御率2・79と安定感抜群の先発・グレイが走者を出しながらも、要所を締める投球を展開。5回を5安打無失点で先発としての役割を果たしてみせた。

　打線は4回無死満塁、6番・コレアが菊池から中前打を放ち、先制。なおも併殺の間に2点目を挙げて試合の主導権を握ると、グレイからリリーフ陣の小刻みな継投でリードを守り切った。

　リーグ4位のチーム防御率3・87、さらにリーグ最少タイの659失点とバッテリーを含めた守備力が進撃の原動力。前日の第1戦では接戦を制し、2004年のヤンキースとのディビジョンシリーズ第1戦以来となるポストシーズンでの勝利を記録。19年ぶり白星を挙げ、連敗も18でストップした。悪循環を断ち切った流れをそのままに、2戦目もチームカラーを前面に押し出した戦いで勝ち切った。1991年以来、32年ぶり4度目のワールドチャンピオンに向け、最高の形で弾みをつけた。