巨人新体制、吉村禎章氏が編成トップに 1軍コーチ陣も刷新へ

2023年10月05日 05:00

野球

巨人新体制、吉村禎章氏が編成トップに 1軍コーチ陣も刷新へ
<巨・D>退任する原監督を拍手で送り出す吉村氏(右から4人目)=撮影・西川祐介 Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人1―0DeNA ( 2023年10月4日    東京D )】 編成トップも担う「全権監督」だった原監督が辞任したことで、巨人はフロントを含めた新体制を構築することになった。その第1弾として、吉村禎章編成副本部長兼国際部長(60)が編成本部長を務めることが分かった。
 山口寿一オーナーは「新しい編成本部長が編成のトップになります」と明かし、大塚淳弘球団副代表は「監督一人の責任じゃない。編成として責任を感じている」と語り、兼務していた編成本部長の職を解かれる。

 吉村氏は現役時代に主軸として活躍し、左膝じん帯断裂という故障も乗り越えてカムバック賞に輝いた。98年の引退後は打撃コーチ、2軍監督などを歴任して原監督を支え、昨年からフロント入り。今年は3月のWBCで侍ジャパンの打撃コーチを務め、世界一奪回に貢献した。

 4年ぶりのV奪回を目指す来季に向け、今オフはFAなどによる大型補強が求められ吉村氏は原監督に代わる編成トップとして、その重責を担うことになる。

 また、3年連続のV逸で1軍のコーチ陣も大幅に刷新される可能性が高い。阿部新体制になることも踏まえ、山口オーナーはコーチ人事について「新監督の意向は重要ですので新監督の考えも十分に聞いて、最終的には私が決める」と話した。

 ◇吉村 禎章(よしむら・さだあき)1963年(昭38)4月27日生まれ、奈良県出身の60歳。PL学園から81年ドラフト3位で巨人入団。85年から3年連続で打率3割超え。88年7月の試合中に左膝じん帯を断裂し、現役終盤は代打として活躍。98年に現役引退。02~11年、18~21年に巨人で打撃コーチ、2軍監督などを歴任。22年から侍ジャパンの打撃コーチも務めた。左投げ左打ち。

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