【山川穂高と一問一答3】恩師の「まだ辞めるな」で再起決意 フェニックスLは「試合に出たい」自ら志願

2023年10月05日 14:20

野球

【山川穂高と一問一答3】恩師の「まだ辞めるな」で再起決意 フェニックスLは「試合に出たい」自ら志願
<西武練習>打撃練習する山川 (撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 無期限の公式戦出場停止処分中の西武・山川穂高内野手(31)が5日、3軍練習後に取材に応じ、「本当に、申し訳ございませんでした」と謝罪した。山川が取材に応じたのは5月12日の出場選手登録抹消後初めて。主な一問一答は以下の通り。
 ――3軍でなかなかユニホームを着るチャンスがなかった。
 「やっぱり試合に出られない、ユニホームを着られないのは苦しいことではあった。だが、事の大きさを考えると当然。ユニホームを一日でも早く着て試合に出たい気持ちと、この状況ではそれができない、2つの気持ちを持っていた」

 ――正直な今の気持ちは。
 「ホっとするという表現にはならないが、やはり自分の口から説明することは必ずしたいと思っていた。それが今日、ここでお願いしますということを言ったので。自分の口から説明するのは大切と思っているし、何も発言しないまま終わると僕の気持ちとしては良くないんじゃないかと思って集まっていただきました」

 ――フェニックス・リーグへの参加で球団の処分は解除なのか。
 「そうではないと思っている。処分の対象が1軍と2軍の公式試合。フェニックス・リーグは処分の内容に含まないとなったので、自分で球団の方に試合に出たいということを言った。それが解除になったとかはこれからの僕の行いだと思っている」

 ――野球選手が野球以外のことで野球を失うのはつらいこと。これからの野球人生で何を大切にしたいか。
 「夢を与える仕事と再認識しないといけない。身勝手に自分だけの夢じゃないというのを改めて感じた。今回の件でいろんな人に大きな迷惑をかけている。自分のわがまま、気持ちだけで行動したり発言してはいけないと、改めてこの5カ月で感じた」

 ――FAについて。ライオンズに対する思いは。
 「ライオンズファン、スポンサーの皆さんに大きな迷惑をかけている。それでも、まずは自分の気持ちより先に自分のやることの方が大切なんじゃないかと思っている。監督にまず謝れていないし、チームメートにも2、3軍の選手には会えているが、1軍の選手には会えていない。スタッフのみなさんにも会えていないので。それをして初めて、そして今からフェニックスリーグに行くので一からプレーをして、現段階ではそれ以外考えるべきではない」

 ――やめたい気持ちを撤回するにあたって、誰かの言葉で印象的だったのは。
 「やはり、恩師と妻。妻は自分の意見をいろいろ聞いてくれて、自分の意見を尊重してくれるので、自分が決断したことにはついていくと言ってくれている。特に大学の恩師に言われた言葉、“まだ辞めるな”と言ってもらえて。いろんな人に言ってもらったが、特にその中でも恩師に言われた言葉が、もう1回反省してやり直したいという気持ちにさせてくれた」

 ――最後に。
 「もう一度野球をやるチャンスを与えてくれるみなさまに感謝しながら、しっかりこれからも1つ1つ大切にしながらプレーしていきたいと思っている。申し訳ございませんでした」

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