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オリックス・山崎颯、ファイナルSへ“ケガの功名” フォーム微修正で球威復活

2023年10月13日 06:10

野球

オリックス・山崎颯、ファイナルSへ“ケガの功名” フォーム微修正で球威復活
オリックス・山崎颯 Photo By スポニチ
 11日に「みやざきフェニックス・リーグ」のDeNA戦で実戦復帰したオリックスの山崎颯一郎投手(25)が12日、京セラドーム大阪での全体練習に合流した。左股関節痛から復帰した右腕はケガ再発防止も兼ねて微修正したフォームで、ポストシーズンでの快投を誓った。
 「出力とかは結構、出せたので、良かったと思います。ちょっとだけフォームをいじったんで。あまり炎症が出ないというか、負担がかからない投げ方を舞洲で考えて、それを実戦でできた」

 前日は中嶋監督も現地視察した中で9月26日西武戦以来15日ぶりにマウンドに上がり、1回1安打無失点。いきなり最速159キロをマークし、指揮官からは「159、出たらしいな。まあ、ファウルの打球やけどな」とイジられたが、「シーズン後半の時よりは、真っすぐはいい球がいっていたかな」と手応え十分だった。18日からのCSファイナルSへ向け、視界良好だ。

 今季はチーム最多53試合に登板し、1勝1敗27ホールド9セーブとフル回転も、9月27日に「左腸腰筋の筋損傷」の診断を受け、戦線離脱となった。リハビリ中に投球時の左足の踏み込み方を修正。「ちょっと力んでいたんで。(力感を)抜いて平行移動させたら、意外とうまくいった」。昨季はポストシーズンで4ホールドを挙げ、一躍名を上げた右腕。今年はさらに進化した姿を見せつける。 (山添 晴治)

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