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阪神にピッタリのドラフト候補 投手は即戦力で“王国”さらに強固に

2023年10月13日 05:15

野球

阪神にピッタリのドラフト候補 投手は即戦力で“王国”さらに強固に
阪神投手年齢分布 Photo By スポニチ
 26日のドラフト会議を2週間後に控えた12日、高校、大学ともにプロ志望届の提出期限を迎えた。今年は高校生139人、大学生172人が提出。スポニチでは現時点で支配下登録(第1次戦力外通告選手除く)されている阪神の投手陣、野手陣の年齢分布表を元に補強ポイントを分析。リーグ優勝した今年は投打ともに大きな穴は見当たらないが、近い将来も見据えて、投打それぞれに最適なドラフト候補を挙げた。
 【投手編】12球団随一のチーム防御率2・66を誇った阪神投手陣。左腕不足も解消され、先発を伊藤将、大竹が担い、中継ぎに岩崎、桐敷、岩貞、島本が控える態勢が整った。昨年4月に左肘、今年6月に左肩手術の高橋も復活ロードを前進中で、若手にも及川、門別らがいる。強いて補強ポイントを挙げるなら、次代の守護神候補か。豊作の即戦力投手を補強し、投手王国をさらに強固とするべきだ。

 今年は大学生の投手に逸材がそろう。右腕では最速155キロの青学大・常広羽也斗。力みのないフォームから投じる150キロ台直球とフォークで空振りが奪える点が魅力だ。3年時まで主に中継ぎ起用されており、先発、中継ぎ両面で計算できる。同じく最速155キロの中大・西舘勇陽は今春まで2季連続リーグ最多奪三振をマーク。こちらもセットアッパー、抑え起用の青写真が描ける速球派だ。

 左腕では国学院大・武内夏暉、桐蔭横浜大・古謝樹だ。ともに最速153キロの大型左腕で安定感があり、1年目から先発ローテ入りが期待できる。東洋大・細野晴希は8月の高校日本代表との壮行試合で最速158キロを計測した本格派。スケールは今秋のドラフト候補随一で、短いイニングならさらなる出力も見込めるため、抑え適性も見いだせる。

 他にも青学大・下村海翔、亜大・草加勝、明大・村田賢一ら粒ぞろい。名城大・岩井俊介、大商大・上田大河も上位候補だ。

 高校生では最速148キロ直球とチェンジアップが武器の大阪桐蔭・前田悠伍、同152キロの享栄・東松快征の両左腕に長身右腕の霞ケ浦・木村優人も評価が高い。横浜・杉山遥希、滝川二・坂井陽翔、履正社・福田幸之介は将来性十分だ。

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