ビリヤード打法!! ソフトバンク・柳田“うわっ”と思った決勝打

2023年10月16日 06:00

野球

ビリヤード打法!! ソフトバンク・柳田“うわっ”と思った決勝打
<ロ・ソ>藤本監督(右)とタッチを交わす柳田(中央)(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 【パCSファーストS第2戦   ソフトバンク3ー1ロッテ ( 2023年10月15日    ZOZOマリン )】 クライマックスシリーズ(CS)のファーストステージ(3試合制)の第2戦が15日に行われ、ソフトバンクが3―1で勝利し、1勝1敗のタイに戻した。1―1の3回1死三塁では柳田悠岐外野手(35)が、内川聖一のCS最多打点31に並ぶ決勝の適時二塁打を放った。
 1―1の3回1死三塁、柳田は今季8打数4安打とお得意さま・西野の内角スライダーを両脇を締め、すくい上げるように強振。芯を外れ不規則な回転のかかった打球は三塁・安田の後方にふらふらと上がり、左翼線にポトリと落ちる。これが決勝の適時二塁打となった。

 「バットの先に当たった。ビリヤードみたいに。“うわっ”と思ったが、いいところに飛んでくれましたね。打った球種は分かりません」と技あり?の一打が勝利を呼んだ。

 これで19年までチームメートとしてともにプレーし、今季は九州アジアリーグ・大分で引退した内川聖一の持つCS通算最多打点の31に並んだ。「偉大なる大先輩に並ぶことができてうれしいです」。14日の第1戦は2ランを放つなど、バットは好調なだけに記録更新に期待がかかる。

 バックネット裏には昨季までのエースでメッツ千賀滉大の姿があった。古巣の奮闘に拍手を送り、リードした後に会場をあとにした。「(千賀が)来てましたね。ひとまわり、格好良くなってました」。海の向こうで活躍する元チームメートの前で、負けじと格好いいプレーを見せた。

 これで1勝1敗の五分。きょう16日の第3戦に勝てば、オリックスの待つファイナルSに臨む。「チャンスで回ってきたら打つだけ」。技術に気迫、勝負強さも兼ねた背番号9が、再びここぞで何かを起こしてみせる。(井上 満夫)

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