ソフトバンク藤本監督退任へ ロッテの10回攻撃に脱帽「最後の攻撃が凄かった」後任は小久保2軍監督有力

2023年10月16日 23:04

野球

ソフトバンク藤本監督退任へ ロッテの10回攻撃に脱帽「最後の攻撃が凄かった」後任は小久保2軍監督有力
<ロ・ソ>スタンドへのあいさつを終えグラウンドを後にする藤本監督(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 2年契約の2年目だったソフトバンクの藤本博史監督(59)が退任する可能性が16日、高まった。1年目の昨季は優勝へのマジック1を点灯させながら、まさかのV逸で2位。今季は7月に首位から陥落する12連敗など、シーズン3位に終わり、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージでも1勝2敗で敗退した。後任は小久保裕紀2軍監督(52)の内部昇格が有力視される。
 小久保2軍監督は21年はヘッドコーチとして1軍ベンチを経験。昨季から2軍へ配置転換され、ウエスタン・リーグ優勝からファーム選手権で日本一に導いた。監督としても13~17年には侍ジャパンを指揮し、17年WBCではベスト4。99年ダイエー初優勝時にも4番としてチームを引っ張り、王貞治球団会長のイズムを体に刻んでいる。来季4年ぶりの覇権奪回へ。敗因分析しつつ、鷹は前に進む。

 延長10回。藤岡の3ランで同点に追いつかれた後の10回2死一塁から安田の右中間への打球で、一塁走者の岡が本塁突入。クロスプレーとなった。

 審判の判定はセーフ。3点差を逆転したロッテナインが歓喜に沸く中、藤本監督がリクエスト。リプレー検証が行われたが、判定は覆らず、ソフトバンクのCSファーストステージ敗退が決定した。

 執念も実らず、2023年シーズンが終わった藤本監督は試合後「いい試合だったが、ロッテの粘りに苦しめられた」と相手を称えた。

 続けて「最後の攻撃が凄かった。中継ぎ陣はしっかり頑張ってくれた。突き抜ける若手が出てこなかった」と声を絞り出した。

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