杉谷拳士さんが語る後輩・近藤健介　3安打したナイター後、深夜の球場で…伊集院光も絶句

2023年11月09日 17:56

野球

杉谷拳士さんが語る後輩・近藤健介　3安打したナイター後、深夜の球場で…伊集院光も絶句 — 杉谷拳士氏 Photo By スポニチ

　昨季限りで現役を引退した元日本ハム内野手の杉谷拳士さん（32）が8日深夜、MCを務めるテレビ朝日「杉谷拳士が取材中」（水曜深夜2・47）に出演。「天才打者」と誰もが認める日本ハム時代の後輩で、現ソフトバンクの近藤健介外野手（30）が日本ハム時代にしていた陰の努力を明かした。

　この日は日本ハムひと筋に応援して50年というタレントの伊集院光（56）をゲストに招き、伊集院が独断で選んだ日本ハム歴代ベストナインを発表した。

　そのなかで、伊集院が三塁部門に「ねじ込みました」と近藤を選出。杉谷さんは「やってましたけど！」と苦笑いを浮かべたが、伊集院は「近藤選手はセカンドの候補でもありましたからね」と各ポジション名選手ぞろいのため、どこで選出するのか苦渋の決断だった背景を口にした。

　近藤は日本ハムからソフトバンクへFA移籍して1年目の今季、開幕前にはWBCに出場して侍ジャパンの世界一に大きく貢献。シーズン突入後は3冠王まであと一歩という大活躍を見せ、結局、打率.303（リーグ2位）、26本塁打（リーグ1位タイ）、87打点（リーグ1位）で堂々のパ・リーグ2冠に輝いた。

　そんな近藤について杉谷さんは「天才ですよ、もう。入った時から、やっぱり」とし、「先輩に、分からないことをすぐ聞きにいけるようなコミュニケーション。稲葉（篤紀）さんに“なんで縦振りなんですか？”って。コミュニケーション能力が凄い高かったので。そこをずっと突き詰めて練習している」と続けた。

　そして、ある時、ナイターを終えた杉谷さんが午後11時過ぎに風呂に入り「もうみんないないだろうな」と思ってロッカールームに戻ったところ、「まだ近藤打ってる…みたいな」と居残りで打撃練習をしていたという逸話を披露。

　「しかもその日、3安打、打ってるんですよ」とその日の試合で近藤が猛打賞の活躍を見せていたことも付け加えると、さすがに伊集院も「すげーなぁ…」と絶句した。杉谷さんは「オレなんか3安打打ったら多分、喜んで帰ってる」とキッパリ。自分なら3安打した試合後に居残り練習はしないと冗談めかして笑わせつつ、近藤の凄さに改めて舌を巻いていた。