ソフトバンク・ドラ4村田 ミニーちゃんと「一緒に祝いたい」 ディズニー男子が新人王に意欲

2023年11月25日 06:00

野球

ソフトバンク・ドラ4村田 ミニーちゃんと「一緒に祝いたい」 ディズニー男子が新人王に意欲
仮契約を終えポーズを決める明大・村田賢一(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 新人王をミニーちゃんと祝いたい――。ソフトバンクからドラフト4位指名を受けた明大・村田賢一投手(22)が24日、都内のホテルで契約金5000万円、年俸1000万円(金額は推定)で仮契約を結んだ。東京ディズニーリゾートのある千葉県浦安市出身の右腕は、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーをそれぞれ100回以上訪れた“ディズニー男子”。目標は先発での新人王獲得に加え、受賞の際は福岡に大好きなミニーマウスを招待したいと語った。
 村田が誕生した4日後の01年9月4日に、東京ディズニーシーが開園した。夢がかなう場所とは“同学年”。中学2年から投手に転向して、プロ入りの夢を叶えた男は、愛着のあるキャラクターとのコラボを企画した。

 「1年目での新人王が目標。新人王になったら福岡にミニーちゃんを連れていきたい。無理ならばオンラインで一緒に祝いたい」

 浦安市の自宅から東京ディズニーリゾートは、車で約10分の距離。母は現在もディズニーブランド施設を運営しているオリエンタルランドに勤務する。これまで「2桁じゃ収まらないです。3桁は行っていますね。両方とも」と自身の成人式が行われたディズニーシー、ディズニーランドそれぞれ100回以上、通い詰めてきた“ディズニー男子”だ。

 好きなキャラを聞かれると「オズワルド」と、「オズワルド・ザ・ラッキー・ラビット」を推すが、目標達成の暁には代表的キャラのミニーマウスとの共演を熱望。新人王獲得となればチームでは、同じ千葉県出身で19年に受賞した高橋礼(現巨人)以来となる。

 1メートル80、92キロの屈強な肉体だが、力で押すだけではない技巧派。制球力には定評があり、チームの補強ポイントである先発の即戦力として期待がかかる。最速150キロの直球に加え、武器のシンカーだけでなく操る変化球は8種類。大学通算15勝で3敗と勝ちを計算できるタイプだ。「あと1カ月半、準備をするだけ。キャンプからけがをせずに先発でも中継ぎでも、できることをやって1軍でスタートしたい」。来春に向け、週6回のウエートトレを継続しながら走り込みも続ける。

 地元自慢のディズニーリゾートは、入場制限をするほどの人気スポット。対して村田は福岡での新人王獲得に向けて食事制限を開始している。福岡名物とんこつラーメンは大好物だが「おいしそうだなと思う。食べたいけど食べないようにしたい」。ミニーちゃんと祝うバラ色のオフを思い描き、現在19%の体脂肪率を可能な限り削ることから、夢をかなえる勝負が始まる。 (井上 満夫)

 ◇村田 賢一(むらた・けんいち)2001年(平13)8月31日生まれ、千葉県浦安市出身の22歳。小2で浦安ニューラッキーボーイズで野球を始める。春日部共栄では3年春の選抜に背番号1をつけて出場したが、初戦で高松商に敗戦。明大では東京六大学通算36試合で15勝3敗、防御率2.09。1メートル80、92キロ。右投げ右打ち。

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