ヤクルト・北村、練習漬けのオフ 台湾ウインターリーグ&中田翔に弟子入り

2023年11月25日 08:00

野球

ヤクルト・北村、練習漬けのオフ 台湾ウインターリーグ&中田翔に弟子入り
8月9日の広島戦の3回、プロ初安打となる1号満塁本塁打を放つヤクルト・北村 Photo By スポニチ
 来季2年目を迎えるヤクルト・北村恵吾内野手にオフシーズンはなさそうだ。右の将来の主軸候補は、きょう25日から開催される台湾ウインターリーグに参戦。約1カ月、異国の地で武者修行の日々を過ごす。
 中大からドラフト5位で入団して迎えたプロ1年目は鮮烈なデビューを飾った。8月9日の広島戦で放ったプロ初安打が、1号満塁本塁打。新人の初安打が満塁本塁打となるのは56年ぶり史上3人目の快挙で「本当にうれしい。最高の結果」と初々しく喜んだ。

 高津監督も「思い切りの良さと遠くまで飛ばす力がある」と期待する“持ってる男”。しかし主な守備位置の一塁はオスナ、三塁は村上と不動のレギュラーがいるため、チャンスになかなか恵まれず、今季は12試合で打率・190、1本塁打、7打点に終わった。

 シーズン終了後には宮崎でのフェニックス・リーグ、愛媛・松山での秋季キャンプに参加。来季に向けて「筋力、パワーをつけたい」とシーズン中は30分を週2ペースだったウエートトレーニングを、1時間を2日に1度のペースに増やして取り組んでいる。

 来月中旬に台湾から戻った後も休みはつかの間、来年1月には巨人を自由契約となり、他球団への移籍を目指す中田翔と自主トレ。「昔から一番好きな選手」と打撃フォームなどを参考にしてきた大砲への弟子入りが、城石2軍総合コーチを介して実現。「いろいろ学びたい」と寝食を共にしてプロで活躍する“イロハ”を学ぶ。

 「来シーズン、レギュラーを獲りたい気持ちはありますけれど、そう簡単にいかない。数少ないチャンス、打席をものにしたい」。神宮での活躍を虎視眈々(こしたんたん)と狙う男に休みはない。(記者コラム・青森 正宣)

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