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オリックス・中川「67番を自分のものにしたい」 生涯背番「67」宣言

2023年12月05日 05:45

野球

オリックス・中川「67番を自分のものにしたい」 生涯背番「67」宣言
オリックス・中川圭太(撮影・井垣 忠夫) Photo By スポニチ
 オリックス・中川圭太内野手(27)が4日、大阪・舞洲の球団施設で交渉し、3000万円増の年俸9000万円で契約を更改した。今オフは多くの選手が背番号を変更している中で生涯67番を貫く考えを示した。
 「67番を自分のものにしたいという気持ちで(球団に)伝えさせてもらった。これからも67番でいきたい」

 以前は変更を希望していた。試合や優勝パレードなどで多くのファンが67番のユニホームやグッズで応援してくれることを再確認。「いいなあという番号はあったが、最初にもらった番号だし、67はオリックスの中川だと言ってもらえるように頑張りたい」とレジェンドOBでもあるイチロー氏の51番のように自らの代名詞とする覚悟を決めた。

 今季は全打順で出場して打率・269、自己最多の12本塁打と55打点。135試合、563打席、66得点、136安打、29二塁打、5三塁打、211塁打はいずれもチームトップだった。守備でも一塁、中堅、左翼、右翼、DHをこなし、中嶋監督が「無敵の中川」と評した万能ぶりを発揮しても「納得していないし、改善するところはたくさんある。来年は全試合に出たい」と満足していない。攻守にレベルを上げ、無敵の67番像をつくり上げるつもりだ。 (中澤 智晴)

 ≪大きい背番を継続≫
 ☆50番 ソフトバンク・摂津正は入団した09年に最優秀中継ぎのタイトルと新人王を獲得。オフの背番号変更の打診を断り、引退する18年まで使用。

 ☆51番 オリックス・イチローが入団した92年から00年まで使い、マリナーズ移籍後も継続。オリックスでは永久欠番に準じる扱いとなっている。

 ☆53番 阪神・赤星憲広は盗塁王のタイトルを逃した06年オフ、球団幹部から「気分転換に背番号を変えたら」と打診されても固辞。

 ☆54番 ロッテ・黒木知宏は95年6月30日の日本ハム戦でプロ初勝利し、お立ち台で「背番号54はジョニーです」とアピール。引退まで13年間通した。

 ☆55番 巨人・松井秀喜が93年に入団時、王貞治が保持していた当時のプロ野球記録のシーズン55本塁打にちなんだとされる。松井の活躍後はオリックス・T―岡田やヤクルト・村上宗隆ら左のスラッガーに与えられることが多くなった。

 ☆60番 現役最多471本塁打の西武・中村剛也が入団した02年から使用。

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