“追いロジン”伊藤大海のこだわり 1球ごとに粉を付け、3イニングに1回は交換 最近では審判が…

2023年12月05日 20:25

野球

“追いロジン”伊藤大海のこだわり 1球ごとに粉を付け、3イニングに1回は交換 最近では審判が…
ロジンの粉を飛ばしながら力投する伊藤 Photo By スポニチ
 日本ハムの伊藤大海投手(26)が4日に放送されたNHK BS「球辞苑~プロ野球が100倍楽しくなるキーワードたち~」(月曜後9・00)にVTR出演。なくてはならない“相棒”について語った。
 10年目に突入した番組の第1回目で取り上げたテーマは、特にマウンドの投手には欠かせない滑り止めの「ロジンバッグ」。現役からもヤクルトの石川雅規投手(43)とロッテの益田直也投手(34)がスタジオ出演し、それぞれのこだわりを語り合った。

 そのなかで、マウンドで白い粉が舞うほど大量にロジンを使用する姿が“追いロジン”とも呼ばれて話題となった伊藤は、番組側から「ロジンを語るうえで絶対に外せないピッチャー」「使用量は世界トップクラス」との熱烈オファーを受けてVTR出演。実際にロジンの使い方も披露し、時に相手から“見にくい”とクレームが付くこともあるロジンの使い方について「あんまりやると舞っちゃうんで。一応バッターに配慮しながら迷惑かけない程度にやってます」とまずは語った。

 「本当に手汗が僕はひどいんで」という伊藤。「手がコーティングされたなってぐらいまで付けて」と手のひら全体にロジンの粉を付けるという。

 粉を付けるタイミングについては「毎球ですね」とし、走者へのけん制球が実際には投げずフェイクだったとしても「もう1回付けます、ホームに投げる前に」というこだわりも明かした。「それ飛ばして良かった思いもないんで付けるようにはしてます」。さらにロジンバッグの交換頻度に関しては「気づいてもらえたら3回に1回換えてます。3イニングに1回換えてます」とも。

 「(中身が)なくなりはしないんですけど、出が悪いのが凄くイヤで。出が悪いなーと思って投球練習した回に打たれるのが凄い多いんで。だったらもう新品もらおうと思って。3回に1回換えてます、はい」という伊藤。「今年の後半戦。3回投げ終わって、4回に入った時にチラッと見てくれる審判さんは何名かいらっしゃいました」と最近は審判団にも浸透し始めているのを感じているという。

 8回4安打2失点で完投するも敗戦投手となった今年8月19日のオリックス戦(京セラD)ではハイペースでロジンを消費。5回1死で早くも2度目のロジン交換を要求して球場がざわついた。

 「あれは本当に空っぽでした。あの時、イニング間じゃなくてプレー始まってる段階で換えてると思うんですけど。だから皆さん“ロジン交換初めて見た”みたいな雰囲気になったんですけど」。

 この時に投げ合っていたのは伊藤に匹敵するロジンの使用量を誇り、来季からはチームメートとなる山崎福也投手(31)。「2人が使ったマウンドは雪が降り積もったように真っ白だった」とのナレーションも付けられた。

 そして、改めて自身にとってロジンバッグとは?と聞かれると「お守り的存在ではあるのかな」とし、ロジンがなかったら「デッドボールばっかりになっちゃうと思います」と話していた。

おすすめテーマ

2023年12月05日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム