ソフトバンク新入団会見 小久保監督「ここからがスタート」 ドラ1前田をはじめ各選手の目標は…

2023年12月05日 06:00

野球

ソフトバンク新入団会見 小久保監督「ここからがスタート」 ドラ1前田をはじめ各選手の目標は…
ソフトバンク新入団発表会見で集合写真に納まる(前列左から)岩井、前田悠(中列左から)大山、村田、小久保監督、広瀬、沢柳、藤田悠(後列左から)ハリーホーク、育成の長水、藤原、中沢、宮里、大泉、佐倉、星野、藤田淳(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 ソフトバンクは4日、ペイペイドームに隣接する商業施設で育成含む15選手の新入団会見を行った。
 小久保監督は壇上で新人と同じ気持ちで来季に挑む覚悟を示した。育成含む15選手の登場を壇上で出迎え、最後にあいさつで締めた。「晴れ舞台の彼らとは同じ境遇です。ルーキーと監督1年目。“おめでとう”と“監督就任おめでとう”。“頑張って”とも言われるけど何もスタートしていません。ここからが自身のキャリアのスタートです」。号砲を鳴らすと周囲の来場者はうなっていた。

 各選手はそれぞれにプロでの活躍を誓った。

 ≪目標は200勝≫ドラフト1位の前田(大阪桐蔭)は新入団会見で「200勝」を目標に掲げた。「U18(W杯)で世界一を獲った時も“世界一”という目標を設定していた。高い目標を設定して、そこに逆算していく。自分は合っていると思いました」と理由を明かす。背番号は千賀(メッツ)がつけた41に正式決定。「千賀選手のようなエースになりたい。背中を追って、追い越せる選手になりたい」とこちらも夢は大きく描いていた。

 ≪沢村賞を目指す≫ドラフト2位の岩井(名城大)は最速156キロの直球の回転数が、メジャー級の2780回転を誇る。その理由を聞かれ、前田健太のYouTubeを参考に4キロのダンベルを指先でつまみ、持ち上げる動作を100回5セット行っていると明かした。「スナップを強くするためにやっていたら、回転数が上がっていました」と想定外の効果だったという。背番号は27。目標を聞かれると「沢村賞」と力強く宣言していた。

 ≪プロレス大好き≫大のプロレス好きを表明しているドラフト4位・村田(明大)はマウンドへ上がる登場曲について、2つの候補を明かした。「天龍選手のサンダー・ストームか、三沢光晴選手のスパルタンXにしたいと思います」とにやり。ただ、投球スタイルは荒々しい格闘技とは対照的に制球力抜群。リーグ通算は15勝3敗と勝てる投手として「最多勝を狙いたい」と意気込んだ。

 ≪工藤氏の言葉をかみしめ…≫ドラフト6位の大山(東日本国際大)は元監督の工藤公康氏にもらった言葉をかみしめた。小6の時に野球教室で個別指導してもらい「高校に上がったら140キロは出る。大学でちゃんと食べて鍛えたら150キロは出るようになる」と“予言”されたエピソードを披露。現在、最速は154キロで「分かる人には分かるんだと結果として表れて思いました」と振り返った。

 ≪同窓対決を熱望≫地元福岡大大濠のドラフト7位・藤田は先輩右腕との対戦を熱望した。3学年上で高校は入れ替わりだったが、オリックス・山下について「もの凄くいい投手なので対戦してみたいです」と同窓対決を夢見た。小学5、6年生対象に毎年編成されるホークスジュニア出身では初のトップチームへの入団。「ホークスを代表するような正捕手になりたい」と目標は大きい。

 ≪公私を分ける≫育成5位の星野(駒大)は入団前に“家族会議”を開いたと明かした。球団OBで通算50勝を挙げた父・順治は現在、投手部門のコーディネーターを務めており、星野を指導する立場。「普段は“お父さん”と呼んでいますが、“星野コーチ”にしようということになりました」と公私を分ける。駒大では公式戦2試合の登板だったが、最速151キロを投げる素材型。父も出席した会見では「支配下登録を勝ち取る」と力強く宣言した。

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