阪神・森下は尊敬する池江璃花子に会いた~い!! 同じミレニアム世代 「腸腰筋」強化で活躍期す

2023年12月05日 05:15

野球

阪神・森下は尊敬する池江璃花子に会いた~い!! 同じミレニアム世代 「腸腰筋」強化で活躍期す
阪神・森下(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 阪神・森下翔太外野手(23)が4日、鳴尾浜の球団施設で強化練習に参加し、競泳・池江璃花子(23)との対面を熱望した。同世代で中学生の頃から世界の舞台で活躍し、白血病から再起したアスリートとして尊敬。パリ五輪がある来年24年は双方の活躍次第ではオフに対面の機会が訪れる可能性もあり、来季2年目のさらなる飛躍を期した。1年間を通して戦い抜く土台をつくるため「腸腰筋」の強化に着手したことも明かした。
 森下が同じ2000年生まれの「ミレニアム世代」のトップアスリートとの対面を熱望した。会ってみたい有名人は?の問いに、競泳女子の個人種目で現在も11個の日本記録を保持する「池江璃花子」の名前を迷わず挙げた。

 「ずっと話してみたいと思っている。自分が学生の時から世界のトップレベルで戦っている方。つらい経験もしている。同級生ですけど、尊敬している。学べることがあると思うので、会って話してみたい」

 中学3年で世界選手権の日本代表に選ばれ、高校1年だった16年にはリオ五輪に出場。白血病という逆境を乗り越えて21年の東京五輪にも出場した。若い頃から日の丸を背負って戦ってきた姿を見て感銘を受けた。競技は違っても、11月には侍ジャパンの一員として「アジアプロ野球チャンピオンシップ」で優勝したばかり。「日本のトップを目指したい」と実感し、より尊敬の思いが強まった。

 来年24年7月下旬から8月上旬には池江が出場を目指すパリ五輪が開催。森下にとっては真の主軸定着を期す2年目になる。それぞれのステージで活躍すれば、オフに対面の機会が巡ってくる可能性はある。

 今季は2度の降格もあって94試合止まり。7月以降の3カ月で10本塁打し、ポストシーズンでは勝負強い打撃を見せた。年間通して力を発揮するために着手したのが「腸腰筋」の強化だ。鳴尾浜でもチューブを腰に巻き、後ろから引っ張られた状態で前進するトレーニングに努めた。

 「始めてまだ3日目だけど、その期間だけでも強くなっている感覚がある。鍛えられれば体を支えられる力がつく。土台をしっかりさせられる。もっと成長できると思う」

 今季はバウアー(DeNAから自由契約)やオリックス・山崎颯が腸腰筋の故障で離脱した例もあり、体幹の安定やパフォーマンス向上には強化が欠かせない。「走攻守どれをとっても、できる選手になりたい。そのためにも腸腰筋を鍛えて、全身の筋肉を生かせるようにしたい」。憧れの同世代との対面という新たな目標も胸に抱き、2年目の真価を追い求めていた。(松本 航亮)

 ≪池江、パリ五輪への道≫パリ五輪競泳日本代表について日本水泳連盟は11月8日、24年3月に開催する代表選考会の決勝で派遣記録を突破した選手の中から上位2人を選出すると発表している。派遣記録は17~23年に開催された五輪、世界選手権の準決勝10位(準決勝のない種目は予選10位)のタイムから最高記録を採用。翌9日に池江はX(旧ツイッター)を更新し、「世界で一番厳しいと言われてる日本の競泳の派遣標準記録」と代表入りの難しさを感じ取った様子だった。23年7月の世界選手権福岡大会では個人4種目、リレー3種目に出場し、個人最高は50メートルバタフライの7位、リレーは女子4×100メートルの6位。

おすすめテーマ

2023年12月05日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム