ソフトバンク・豊福晃司4軍マネジャー「失敗談を伝えて…」 今宮と同期の“黒子役”

2023年12月19日 06:00

野球

ソフトバンク・豊福晃司4軍マネジャー「失敗談を伝えて…」 今宮と同期の“黒子役”
練習を手伝う豊福4軍マネジャー(右) Photo By スポニチ
 今宮の同期入団の遊撃手は今、ファームの“黒子役”として欠かせない存在になった。豊福晃司4軍マネジャー(32)は筑後市のファーム施設でノックの補助をしたり、打撃投手、試合日程の管理などにいそしんでいる。
 「練習の手伝いもしながら、選手たちの相談に乗ったり。コミュニケーションを取りながらやっています」

 俊足巧打と強肩が評価され、鳥栖高時代はOBで広島で通算1506安打を放った「緒方孝市2世」と呼ばれた。09年にドラフト5位でソフトバンクに入団。この年の1位が今宮(明豊)だった。

 切磋琢磨(せっさたくま)する関係の今宮はプロ2年目に開幕1軍を果たすと、3年目からは完全に1軍に定着。豊福さんは11年に戦力外通告を受けて育成で再契約。「情けない話、(今宮は)憧れ的な存在になっていた」。結局、豊福さんは13年限りでユニホームを脱いだ。

 4年間で1軍出場はなし。「(プロでは)成功している側じゃない。失敗談を逆に伝えて教訓にしてもらったら」と意識し、ゴミ捨てを徹底させるなど社会人としての面も指導している。

 ◇豊福 晃司(とよふく・こうじ)1991年(平3)5月17日生まれ、佐賀県出身の32歳。鳥栖では主将を務めたが、甲子園出場なし。09年ドラフト5位でソフトバンクに入団。11年オフに育成で再契約。13年限りで現役引退。右投げ左打ち。

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