調停権を得る前の若手選手に活躍に応じたボーナス支給 23年の最高額はマリナーズのロドリゲス

2023年12月19日 13:20

野球

調停権を得る前の若手選手に活躍に応じたボーナス支給 23年の最高額はマリナーズのロドリゲス
マリナーズのフリオ・ロドリゲス(AP) Photo By AP
 MLBは現行の労使協定下で、調停権を得る前の若手選手に活躍に応じて、ボーナスを支給することに決めている。
 今季は実施2年目で、マリナーズのフリオ・ロドリゲス外野手が最高額の186万5349ドル(約2億6800万円)、2番目はダイヤモンドバックスのコービン・キャロル外野手で181万2337ドル(約2億6000万円)、3番目はオリオールズのアドレイ・ラッチマン捕手で179万8439ドル(約2億5800万円)、4番目はブレーブスのスペンサー・ストライダー投手で169万2833ドル(約2億4300万円)、5番目はカブスのジャスティーン・ステール投手で167万3331ドル(約2億4000万円)となっている。AP通信が報じた。

 5000万ドル(約71億8000円)のプール金から分配するもの。分配の仕方はまず新人王、MVP、サイヤング賞の投票で、上位に入った選手に順位に応じて支払い、オールMLBチームのファーストチーム、セカンドチームに入った選手にも対応する。

 例えばロドリゲスはア・リーグMVP投票で4位に入ったため。100万ドルを受け取れる。キャロルはナ・リーグ新人王で、75万ドルといった具合だ。

 残った分をMLB機構と選手組合で作成したWAR(代替可能選手に比べてどれだけ勝利数を上積みしたかを統計的に推計した指標)に応じて、トップ100選手に支払っていく。

 ロドリゲスは既にマリナーズと12年総額2億1000万ドルの契約延長で合意しており、調停権はないが、サービスタイムがまだ2年のため、ボーナスを得る資格は残している。1年前、一番高額のボーナスを受け取ったのはホワイトソックスのディラン・シース投手で245万7426ドル(約3億5300万円)だった。

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