斎藤佑樹氏 「やっぱりマー君ってすごい…」 ヌートバー母・久美子さんと対談、思い出話でしみじみ

2023年12月19日 16:49

野球

斎藤佑樹氏 「やっぱりマー君ってすごい…」 ヌートバー母・久美子さんと対談、思い出話でしみじみ
斎藤佑樹氏インスタグラム(@yuki____saito)から
 元日本ハムの斎藤佑樹氏(35)が18日放送のBSテレ東「サムライの魂を持つ男」(後7・00)に出演。第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表として世界一に貢献したラーズ・ヌートバー外野手(カージナルス)の母・久美子さんと対談した。
 5夜連続放送中の「BS5局共同企画 テレビが伝える“プロ野球”~あの歴史的瞬間、そして、未来へ~」の一環で、斎藤氏が渡米。ヌートバーの故郷・ロサンゼルス郊外のエル・セグンドにあるジョージ・ブレットフィールドで久美子さんと対面したほか、現地で日系人選手のルーツを探った。

 斎藤氏や田中将大(楽天)ら高校日本代表が渡米した際、代表メンバーがヌートバー家にホームステイしていた逸話は有名。久美子さんと斎藤氏は当時の思い出話に花を咲かせた。

 久美子さんによると、ヌートバーは高校日本代表と巡り合うまで「エル・セグンド高校がすぐそこでやってて、あの子たちが憧れだったの。メジャーリーガーとかじゃなくて。高校のお兄ちゃんたちが、彼にしてみれば、一番近いメジャーリーガーだから。ダブルプレーなんかやるとかっこいい!とか言って。だから一日中見てた」と一番身近な野球選手は近所の高校生だったという。

 代表の船橋(早実)と塩沢(帝京)がホームステイで滞在すると、当時9歳のヌートバーに変化が。「まずは体チェック。ガチガチだし、すごいねえって。なにしろ塩ちゃんはご飯食べるのよ、いっぱい。ご飯を食べれば強くなれるってわかって、ご飯も食べるようになった。あと、こっちの子って夜に素振りとかあんまりしない。でもご飯食べた後に塩ちゃんや船橋君が素振りやってるのも見て、自分でもやってたよね。そういうのを習って」と裏庭で素振りもするようになった。

 「一緒に生活できたじゃない?だから一日中そういう生活するんだって。お掃除のおばさんが来たら、おはようございます!ってお辞儀して。だからそういう礼儀作法も日本って言ってたんだけど、実際に帽子をとってっていうのは初めて見たと思うから」と回想。

 「私、別にほんとに特にっていうのはなかったのよ。あれしなさい、これしなさいっていうのはなくて。しつけ、あいさつは自然に教えてただけ。(父の)達治さんは厳しかったからね。それをそのままやっちゃってたのかな。サンキューだけはちゃんと言いなさいよってそれだけは言ってた」と回想。ヌートバーが日本人の姿勢を目の当たりにした初めての機会となった。

 VTR出演したヌートバーも「メジャーリーガーのようで、日本を代表する彼らにとても感銘を受けた」と代表に憧れ、帽子にサインを集めてまわって大喜びしていた。

 斎藤氏は「僕もプロ野球選手になりましたけど、あの中ではマー君(田中)がメジャーリーガーになって」としみじみ。

 久美子さんも「そうそう、アルバムがあったから。ほら、これマー君じゃん!とか、すごーい!とか言ってたもん。実際に横にいたお兄ちゃんがメジャーリーガーになったんだから。それはすごく刺激になったと思う。もちろん(斎藤や田中が)プロ野球に行ったことは知ってたけど、さらに上行っちゃったんだから」とヌートバー自身も大きな影響を受けた一人だと語った。

 斎藤氏が「そうかあ…やっぱりマー君ってすごいですね」とうなずくと、久美子さんと「すごいと思う。(ヌートバーは)マー君と一緒に写真撮ってるし」としみじみ懐かしんだ。

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