西武・平良 史上2人目“華麗なる転身” 最優秀中継ぎの翌年に先発で2桁勝利

2023年12月21日 05:00

野球

西武・平良 史上2人目“華麗なる転身” 最優秀中継ぎの翌年に先発で2桁勝利
西武・平良 Photo By スポニチ
 【データで振り返る23年12球団記録レビュー】高い順応力を見せた。昨年最優秀中継ぎ投手賞に輝いた平良は今季先発に転向。23試合に先発しチーム最多の11勝を挙げた。同タイトルを獲得した投手が翌年に先発で2桁勝利は、摂津正(ソ)が10年42ホールドポイント(救援勝利+ホールド)→11年14勝以来2人目だ。
 先発に回っても球威は落ちなかった。今季は150回を投げ奪三振は153。奪三振率は規定投球回以上の投手では山本(オ)の9・27に次ぎリーグ2位の9・18に達した。山本は暴投1を記録したが、平良は打者611人、2458球を投げ0。2リーグ制後、シーズン暴投0で奪三振率9・00以上は05年杉内俊哉(ソ=9・98)をトップに平良は歴代4位。西武では06年西口文也の7・82を大幅に上回った。

 ピンチでの投球もさえた。今季の得点圏被打率は・175で山本(オ=・147)に次いでリーグ2位。チームでシーズン得点圏被打率が・175以下は稲尾和久が最多の4度記録しており、平良は9人目(12度目)になる。ところで前出の摂津は先発転向1年目の14勝(リーグ5位タイ)から翌年は17勝に増やし最多勝を手にしている。来季の平良は「摂津パターン」でタイトルを狙う。(記録課・宮入 徹)

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