日本ハム宮西が「ゴールデンスピリット賞」表彰式に参加 救援陣のリーダーとして難病支援

2023年12月21日 15:00

野球

日本ハム宮西が「ゴールデンスピリット賞」表彰式に参加 救援陣のリーダーとして難病支援
<ゴールデンスピリット賞表彰式>ゴールデンスピリット賞を受賞した宮西(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 プロ野球人の社会貢献活動を表彰する「ゴールデンスピリット賞」の第24回表彰式が21日に都内のホテルで行われ、受賞した日本ハム・宮西尚生投手(38)が出席した。
 宮西は2015年から、ALSなどの神経難病や重度障害で意思疎通が困難な患者のコミュニケーション支援を行う「iCare(アイケア)ほっかいどう」に寄付する活動を開始。救援陣が公式戦で挙げた1ホールド、1セーブについて1万円を寄付してきた。18年からは支援先を重病患者が滞在できる施設の設立を目指す「北海道こどもホスピスプロジェクト」に変更。支援額は合計9シーズンで個人として237万円、チームとして1283万円に上る。個人だけでなく、救援陣全体で継続的に支援する取り組みをつくったことが大きく評価された。

 式典に登壇した宮西は「支援させていただいた団体の皆様のご尽力なくして、私がこの場に立つことはありません。9シーズンともに腕を振り続けたピッチャー1人1人の顔が思い浮かびます。私が怪我や不調で苦しんでる間、私の分も頑張ってくれた先輩後輩たちがいてくれたからこそ、今回の受賞につながったと思います」とあいさつした。

 選考委員の一人で、前日本ハム監督の栗山英樹氏も出席。「ミヤ、おめでとう」と祝福し「自分が活躍している時はいろんなことできるが、なかなか自分の状態が上がらないとそういったものが止まってしまう状況がある。今回、宮西投手の場合は、本当にそういう状況でも社会のためにっていう思いを持ってずっとやり続けてくれた。それは一緒にやった仲間としても、本当に嬉しかった」と愛弟子の受賞を喜んだ。

 日本ハムでの受賞は10年のダルビッシュ有投手(現パドレス)以来、13年ぶりとなった。

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