DeNA 異例!映画館借り切りスタッフミーティング ドラ1度会ら新人4人1軍キャンプ決定

2024年01月24日 05:30

野球

DeNA 異例!映画館借り切りスタッフミーティング ドラ1度会ら新人4人1軍キャンプ決定
横浜市内の映画館で行われたDeNAスタッフミーティング(撮影・村上 大輔) Photo By スポニチ
 ドキュメンタリー超大作へ。映画館からスタートだ。DeNAは23日、横浜市内の映画館を借り切って春季キャンプに向けたスタッフミーティングを行った。映画館でのプロ野球スタッフ会議開催は超異例。三浦大輔監督(50)らはスーツではなくカジュアルな服装で参加し、休憩時間には映画の予告編が流される徹底ぶり。日本一に輝いた98年以来26年ぶりのリーグ優勝というハッピーエンドへ「脚本」を練った。
 2時間あまりの“上映”のエンディングには、盛大な拍手が巻き起こった。コーチをはじめスカウト、通訳ら約130人は満足そうにシアターを後にする。超異例の映画館でのスタッフミーティング。デニム姿の三浦監督も「ポップコーンは食べていないけど、DeNAらしくていいんじゃないですか。かしこまった感じよりリラックスできた」と笑みを浮かべた。

 例年、ホテルで開催してきたスタッフミーティング。「リラックスした環境で臨んでもらいたかった」とマネジャー陣が昨年5月から構想を練り実現した。萩原龍大チーム統括本部長らがステージ上で巨大スクリーンに映し出される資料を指さしながらキャンプに向けた課題を説明する場面もあった。

 「サクセスストーリー」への構想もしっかり練られた。ドラフト1位・度会(ENEOS)ら4人の新人のキャンプA班(1軍)スタートを決定。度会は内外野が守れることが武器だが、指揮官は「度会は外野スタートです。元気だし、どう動くか見てみたい」と右翼を中心に外野一本でオースティンらと競争させることを決めた。今オフはバウアーの去就が不透明で、今永がカブスに移籍。「若い選手も、昨年苦しんだ選手もそこは競争」と投手陣の強化を優先課題に設定した。

 ミーティング開始前、出席者は軽装でドリンクを手に観客席へ。「『鬼滅の刃』を見て一体感を高めます」とジョーク交じりで会場入りしたスタッフもいた。「『あぶない刑事』(5月公開)の予告も流れていた」と指揮官も徹底ぶりに笑った。

 26年ぶりの日本一という感動巨編の脚本を思い描く指揮官。「みんなで意識をそろえる。しっかりテーマを持ってやっていきますよ」。沖縄・宜野湾キャンプは2月1日「クランクイン」する。(大木 穂高)

 ≪三浦監督 即戦力の新人「全員に期待」≫DeNAのA班メンバー入りの新人、ドラフト2位・松本凌(名城大)、同4位・石上(東洋大)、同6位・井上(四国・徳島)について三浦監督は「DeNAの中でどれくらいの位置にいるのか確認したい」と明かした。松本凌は変則右腕の救援候補。石上は俊足巧打の遊撃手で、井上は四国・徳島で2年連続本塁打と打点の2冠を手にしたスラッガーだ。指揮官は「全員に期待している。(新人合同)自主トレも順調みたいだね」と目を細めた。

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