広島・森下 「マエケン流」で狙う開幕投手、そして15勝「自主トレでやったことを継続して…」

2024年01月24日 06:00

野球

広島・森下 「マエケン流」で狙う開幕投手、そして15勝「自主トレでやったことを継続して…」
自主トレの合間に笑顔を見せる広島・森下 Photo By スポニチ
 広島・森下暢仁投手(26)が23日、タイガース・前田健太投手(35)との沖縄自主トレを打ち上げ、マツダスタジアムで選手会の合同自主トレに合流した。OBの先輩メジャーリーガーからは、キャッチボールなどを始める前段階で約1時間をかける20種類の準備を学習。マエケン流を取り入れ、初の開幕投手と今季目標の15勝を見据えた。
 マツダスタジアムに隣接する屋内練習場で実施中の選手会による合同自主トレ。合流した森下は、終始にこやかな表情で練習メニューを消化した。背番号18の前任者と過ごした沖縄での日々が充実していたことを、雄弁に物語っていた。

 「マエケンさんは体にとって必要なことをやっていると感じた。自主トレでやったことを継続していきたいと思っています」
 新春7日に始まり、22日に打ち上げたタイガース・前田との自主トレ。鈴木誠也(現カブス)らの沖縄自主トレに参加した3年前、同じ施設で練習していた右腕から助言を得たことはあっても、一緒に汗を流すのは初めてだけに新鮮だった。中でも、目に留まったのは入念な準備だ。

 「準備する段階でマエケンさんなりのルーティンがある。同じことを繰り返し続けていると、体のおかしい部分に気付いたりできると言っていたので、継続は大事だな…と」

 キャッチボールやトレーニングに入る前の段階で取り入れるストレッチ。その数は20種類に及び、約1時間をかけて体をほぐす。右肘のトミー・ジョン手術を受けるなど、故障を経験することで前田は知識を身に付け、種類を増やしたという。

 「しっかりと準備して、投げ始めるという感じ。一緒にやってみて(実際には)股関節や胸郭が動いていなかったり。動かす部分を一つ一つ、理解していけたらなと思います」

 初の開幕投手に意欲を示し、並々ならぬ決意で臨む5年目。ワンランク上のステージに駆け上がり、絶対的な存在として君臨するべく「勝ち星は2桁いって当たり前という意識でやりたい。15ぐらいは勝ちたい」と言葉に力を込める。

 「バッターに対してどう投げているのか…だったり、他にも学びはありました」

 先輩メジャーリーガーからは準備の重要性を学んだだけでなく、勝負への極意も吸収した。目標達成へ、マエケン流が礎になる。 (江尾 卓也)

おすすめテーマ

2024年01月24日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム