阪神・岡田監督 日本シリーズのMVPは実は…「一番の立役者は島本ですよ。湯浅の1球と言うけれど」

2024年01月24日 13:48

野球

阪神・岡田監督 日本シリーズのMVPは実は…「一番の立役者は島本ですよ。湯浅の1球と言うけれど」
軽妙なトークを繰り広げる岡田監督 (撮影・後藤 大輝) Photo By スポニチ
 阪神の岡田監督が24日、大阪市内で行われた「2024年関西プレスクラブ新年会員交流会」で講演をし、38年ぶり日本一に輝いた昨年のオリックスとの日本シリーズのMVPは、「島本」だったと明かした。
 第4戦の同点の8回1死一、三塁。代打T―岡田の場面で、左腕の島本を送り込んだ。ところが、ここで想定外の出来事が起こった。「絶対に変えないと思った」というT―岡田に代えて代打の代打で右の安達を投入する勝負手を、中嶋監督が打ってきた。打者1人は投げなければいけない島本が、ここを三ゴロに抑えたことが、シリーズの分岐点になったという。

 「日本シリーズの一番の立役者は、島本が安達を三ゴロに抑えたこと、MVPは島本ですよ。湯浅の1球というけれど、本当に一番大事なのは、代打の代打を出されるというこっち(ベンチ)の計算外のことを、島本が一番、頑張ってくれた。安達をね、それもスリー、ツーからね。あそこで打たれたら、勝ち越されているわけだから、湯浅は使わないですよ。本当は、島本がT―岡田を抑えて、(1番打者の)右の中川圭のところで湯浅ですよ。ところがその前に代打の代打を使ってきたから、ここでやられたら甲子園で終わってしまうと思ったから。そこで島本が抑えてくれたから7戦目までいったし、湯浅も生き返ったんですよね」

 次打者・中川圭の場面で起用した湯浅が1球で抑え、「湯浅の1球」がクローズアップされているが、真の立役者は島本だったと振り返った。

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