阪神・村上“平均球速アップ”で2年目のジンクス打破! 140キロ台「後半ぐらいにできれば楽かな」

2024年01月24日 05:15

野球

阪神・村上“平均球速アップ”で2年目のジンクス打破! 140キロ台「後半ぐらいにできれば楽かな」
キャッチボールをする阪神・村上 Photo By スポニチ
 阪神・村上頌樹投手(25)が23日に甲子園球場で再始動し、オフの成果として平均球速のアップに自ら期待を寄せた。22日に静岡県沼津市での青柳らとの自主トレを打ち上げたばかり。昨季セ界の猛者を手玉に取った独特の「真っスラ」を高速化させることで“2年目のジンクス”打破を期した。
 「ストレートの質が上がったり、(打者が)速い球を打とうとしたら、ポイントを前に置くことになる。平均的に調子の波がなく、高い数字を出せればと思う」

 10勝6敗、防御率1・75を誇った昨季レギュラーシーズンは全投球の49・3%を直球が占め、平均球速は145・6キロ。「それをもう少し(140キロ台)後半ぐらいにできれば楽かな」。シーズン最速151キロに近いスピードを標準装備させた「シン・直球」を打者に意識させれば、変化球もより生きてくる。

 すでに打者の攻略法にまで考えが巡っているのも、投球の全ての部分でのレベルアップに確かな手応えを感じているからだ。「聞くことばかりだった」という昨年と異なり、今回2度目を迎えた青柳との2週間の自主トレを「一つ上の段階の感覚など、いろいろ青柳さんと話し合いながらできた」と振り返った。14日の自主トレ公開時に「相手が“こうしてくる”から自分のスタイルを変えなきゃ、とは思わない」と強調した自信の投球が上方修正されるなら、鬼に金棒と言っていい。

 平均が上がれば当然、リミッターを外した時の出力も上がる。山本(現ドジャース)に投げ勝った昨秋の日本シリーズ第1戦では自己最速を1キロ更新する152キロまで上がった。「気持ちが入るところは、しっかり投げていければいい。自分の球を投げられるように」。昨季MVPの右腕がさらなる進化を遂げようとしている。(八木 勇磨)

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