巨人・菅野 先陣ブルペン エース復権へ気迫の23球 ワースト4勝の雪辱へ「去年より何十倍もいい」

2024年01月29日 05:30

野球

巨人・菅野 先陣ブルペン エース復権へ気迫の23球 ワースト4勝の雪辱へ「去年より何十倍もいい」
自主トレ初日からブルペンで投げ込む菅野(撮影・西川祐介) Photo By スポニチ
 巨人・菅野智之投手(34)が28日、キャンプ地・宮崎での合同自主トレ初日に一番乗りでブルペン入りを果たした。捕手を座らせ、変化球を交えて23球。投手陣最年長の右腕が、順調な調整ぶりをうかがわせた。昨季は右肘痛の影響で出遅れ、初の開幕2軍を経験。自己ワーストの4勝に終わった屈辱を晴らし、完全復活を狙う。
) 木の花ドーム内のブルペンに最初に姿を現したのは、菅野だった。エース復権を目指す12年目。糸を引くようなボールが捕手のミットに収まった。「無駄な力も入ってない。スピンの利いたボールがいっていると思う。去年より何十倍もいい」。言葉からも充実ぶりが伝わってきた。

 宮崎県総合運動公園内での合同自主トレ初日。参加した投手16人中10人が入ったブルペンに、一番乗りした。

 「上からつぶす、叩くような感覚をハワイからずっとやってきた。同じ感覚で低めに投げるイメージが湧くか確認したかった」
 座った捕手を相手にカーブ、カットボールを交えて23球。「凄い低めにいくイメージができたし、実際にいっていた」。自主トレの成果を実感した。

 今季は悔しさを晴らすシーズンとなる。昨年は右肘痛の影響で、プロ入り後初の開幕2軍。自己ワーストの4勝(8敗)に終わり、77回2/3も最少だった。「出遅れが全て。悔しい」。本来の姿を取り戻すべく、昨年12月中旬から今月中旬までハワイに滞在。じっくりと腰を据え、温暖な地で調整した。コロナ禍などに見舞われ、現地で1カ月を過ごしたのは4年ぶり。実際、4年前の20年は14勝で最多勝に輝くなど好成績を残した。

 投手陣最年長の34歳。「たくさんコミュニケーションを取って、ストレスなく野球だけに集中できるように」と新加入の多い投手陣の雰囲気づくりにも気を配る。30日に再度、ブルペン入りする予定。「いろんな変化球も投げて、そこで決める」。昨年は2月3日が初ブルペンだったが、初日からの投球も視野に入れた。(青森 正宣)

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