阪神・森下 キャンプ2日目早くも侍内定 3月欧州戦へコンタクト率重視の新スタイル見せる

2024年02月03日 05:15

野球

阪神・森下 キャンプ2日目早くも侍内定 3月欧州戦へコンタクト率重視の新スタイル見せる
打撃練習の合間にスマイルを浮かべる阪神・森下(撮影・岸 良祐) Photo By スポニチ
 阪神・森下が、3月6、7日に行われる侍ジャパン強化試合・欧州代表戦(京セラドーム)のメンバーに内定した。昨年11月の「アジアプロ野球チャンピオンシップ(CS)」でも森下を選出し、この日、宜野座キャンプを視察した井端監督から「間違いなく必要な選手」と期待を受けた森下は「選ばれたからには全力を尽くしたい」と力強く言い切った。
 「勝負強い打撃を見せたい。短期決戦なので、勝ち負けで全てが変わる。勝ちにこだわれるように、(大事な場面を)任せてもらえる選手になりたい」

 アジアプロ野球CSでは出場全3試合で安打し、打率・455、1本塁打、1打点でベストナインにも選ばれる爆発ぶり。井端監督も、自身の“初陣”で優勝に貢献した若武者を忘れてはいない。「一振りでチームの雰囲気を変える一打を多く打ってくれた」。アジアの頂点へけん引した“短期決戦の鬼”が、今度は早春の大阪で欧州撃破の先頭に立つ。

 そのためにはまず、2月の沖縄を万全で乗り切る。キャンプ初日には、157スイングで柵越え1本と沈黙したフリー打撃を見かねた岡田監督から「変な打ち方しとったな」と愛のダメ出しを食らった。一夜明けたこの日も、59スイングで柵越え0ながら、広角に快打を連発。虎将に“心配ご無用”と言わんばかりの強心臓ぶりを披露した。

 「コンタクト率に重きを置く。打率が残らない選手は日本でもメジャーでも活躍していない。コンタクトした方が、長打も出る」

 本塁打はあくまで安打の延長にすぎない。両手の中指と薬指に力を入れる独特な握り方で肩甲骨を安定させ、ロスなくバットに力を伝える――“森下流”の新スタイルで、目指すは「3割20本塁打」だ。「理想の形でいけば打てる」。高い壁だからこそ、挑む価値がある。飛躍の2年目、そして侍常連を期し、森下が南国で研さんの日々を送る。(八木 勇磨)

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