亀山つとむ氏 阪神・ゲラは球は速いが手元で伸びる感じがない 球質高めて新戦力になれるか

2024年02月03日 05:15

野球

亀山つとむ氏 阪神・ゲラは球は速いが手元で伸びる感じがない 球質高めて新戦力になれるか
亀山つとむ氏 Photo By スポニチ
 【亀山つとむ 視点】最速164キロが売り物の阪神・ゲラは、確かに球は速い。ただ初速の速さだけで、手元で伸びる感じはなかった。フォームに癖はないが、粘りのある球質ではなかった。これからどこまで上がるか。その段階だ。
 ダルビッシュ有(パドレス)らが取り入れていることで流行のショートアームのスタイル。制球が乱れることがない分、早く手が出て手投げになりやすい傾向がある。野手出身だけに、なおさらだ。タイミングも合わせやすい印象を受けた。それでも、同じショートアームでも元巨人・上原のように合わせにくい投手もいた。直球の質を高め、内から中のフロントドア、外から中へのバックドアを使い分ける投球ができるかも評価材料になる。

 自分も背負った阪神の背番号00。ゲラが使えれば、岩崎、湯浅の負担も減る。その意味でも注目したい新戦力だ。(スポニチ本紙評論家)

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