阪神・岡田監督が大絶賛「天性のもん」 野口が左翼獲りへ23発猛アピール 130メートル弾や5連発も

2024年02月03日 05:15

野球

阪神・岡田監督が大絶賛「天性のもん」 野口が左翼獲りへ23発猛アピール 130メートル弾や5連発も
特打で柵越え弾を放つ阪神・野口(撮影・大森  寛明) Photo By スポニチ
 阪神・野口の打球がスタンドで弾むたびに、虎党が沸いた。ブルペン視察から駆けつけた岡田監督が見守る前で行われた全体メニュー終了後の特打。打撃投手相手に69スイングし、23本の柵越えを繰り出した。左翼防球ネット中腹に直撃する推定130メートル弾や5連発も披露し、指揮官に「持って生まれたというか、天性のもんやろな」と言わしめた。野口自身も、納得の表情だ。
 「レフトとかに真っすぐ切れない、いい時の打球を打つことができた」

 その視線の先にも、「左翼」を捉える。シートノックでは2日連続、左翼守備に就いており、手術した左足アキレス腱リハビリのためキャンプ不参加の筒井コーチに代わって1軍キャンプで指導する工藤2軍外野守備走塁コーチも、当面は左翼に専念させる方針を示唆した。

 左翼の本命は昨季121試合に先発したノイジーだが、決定しているわけでもない。指揮官も「練習試合とかあるから、そのへんでいい結果が出たら、ポジション獲れる可能性があるわけやんか」と今後の実戦での結果次第では、野口もレギュラー候補に入ることを明言した。小野寺、井上、前川、ミエセスら並み居るライバルとの争いを制した先に、定位置が待つ。そのために必要となるのが、実戦の結果だ。

 「実戦でアピールすることしか考えていない。いくら練習で打っても実戦で打てなかったら意味がないので」

 指揮官からは「ああいうヤツが出てこないとチームが活性化しない」と最大級の賛辞とも取れる言葉も受け取った。「負けないように自分も必死に食らいついていけたら」と野口。実戦でも、本領を発揮してみせる。(松本 航亮)

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