今年は「打の宗山」を見せる 「今まで守備の人みたいな感じだったので…」明大主将誓う

2024年02月05日 10:35

野球

今年は「打の宗山」を見せる 「今まで守備の人みたいな感じだったので…」明大主将誓う
「今年は打撃でアピールします!」と話す宗山 Photo By スポニチ
 ドラフトの目玉・明大の宗山塁主将が打撃でアピールすることを誓った。1月は後期試験もあり自主トレで汗を流したが試験も終わり、2月から全体練習がスタート。「ノックや球場での打撃練習ができて、やっぱり楽しいです」と宗山はチームの先頭に立って笑顔を見せた。
 3年終了時で94安打をマーク。これだけでも“打”でアピールしているが、昨年春には3季連続でマークしていた3割が途絶え、同秋も・340を記録したが最後の法大3回戦で3安打の固め打ちして残したもの。1年を通して「50点にも満たない」と反省、今オフに打撃フォームを見つめ直してきた。これまではバットコントロールのうまさが目立っていたが、今季はスイングに迫力が加わった。

 「上半身には力を入れず下半身主導で打ちにいく。そして早く(投球の)ラインにバットを入れる。(フリー打撃を)見ていても全然違うでしょ?今まで守備の人みたいな感じだったので、バットでもっとアピールしたいと思っています」

 広陵時代からお世話になっている人たちからも「お前は守備より打撃の宗山だろ?」と激励を受けたという。プロのスカウトも宗山の打撃練習を見たら、明らかに昨年との違いに気がつくはず。「もう難しいボールまで打とうとせず、長所を生かそうと思っています。吉田さん(Rソックス)や近藤さん(ソフトバンク)のフォームを参考にして取り組んでいます」とフォーム固めに汗を流す。このスイングができあがれば自然と長打も増える。3月6日からの侍JAPAN―欧州代表のメンバーにも内定。宗山が進化した姿を見せるつもりだ。


 ○…守備でもプロ対策は万全だ。「甲子園など土の球場もあるから」(田中監督)とノックはサブグラウンドの土の上で行っている。「土だと予測がつかない打球もくるから勉強になります」と言う。最後のバックホームの送球が高めに浮くと下級生から「宗さん(送球が)高いよ」とダメ出しの声。さっそくやり直しのノックを受けた。下級生も遠慮なく主将にダメ出しする雰囲気、これも宗山が作り出している。
 

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