ドジャースの大谷翔平「新しいチームなので1年目のつもりで」 右肘の「強度は問題ない」さあキャンプイン

2024年02月10日 01:14

野球

ドジャースの大谷翔平「新しいチームなので1年目のつもりで」 右肘の「強度は問題ない」さあキャンプイン
<ドジャースキャンプ>キャンプインを前に取材に応じる大谷 (撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 ドジャースの大谷翔平投手(29)が9日(日本時間10日)、バッテリー組でキャンプインする前に「新しいチームなので1年目のつもりで、まずは環境に慣れることが最優先かなと思います」と新天地での意気込みを語った。
 ドジャーブルーのニット帽をかぶり施設入りした大谷。ロサンゼルスの文字が書かれた青いフード付きのウエアに身を包んで報道陣の前に現れた。白い雲が映えるドジャーブルーの空の下、キャンプインを迎える心境を聞かれると「新しいチームなので1年目のつもりで、まずは環境に慣れることが最優先かなと思います」と落ち着いた表情で語った。

 右肘のリハビリの現状については「強度は問題ない。後はマシンだったり、実際の投手の球を打つ段階にきている」とハッキリ。シーズンの準備に向けて、投手のリハビリも兼ねて準備をする難しさについての問いには「初めてではないので。同じような感じでやっていますし、ある程度のプロセスは理解している。前回よりスムーズにいく」と力強く語った。

 移籍1年目。チームの関係者とのコミュニケーションは「自ら行きますね。基本的には。いろんな人にあいさつするので、2回目のあいさつに行かないように(笑い)。一発目で覚えられるように。もし行った時は勘弁してほしい(笑い)」とユーモアを交え笑顔。

 打撃に関して、もう一段階次のレベルがあると思っていいのか問われると「そうですね。一段階とは言わず、まだまだあると思っている。入る打順によってやることは変わる。ただ、自分の磨く技術とかは変わらないので、そこはまだまだ先がある。バッティングは去年、かなりいい感じはつかめていたので、基本的にはそれを継続するところと、微妙に変えていくところと…今のところは大きく変えていないです」と迷わず返答。改めて「まずは環境に慣れることが一番。まずはチームメート、コーチ、スタッフとのコミュニケーションが先かなと思う。その先は毎年キャンプでやることはあまり変わらない。ただ、投げるのは2カ月先なので、そこは考えず、バッティングのことだけを考える。後は走ること。ケガをせずにしっかりとシーズンを乗り切れるようにしたい」と長いシーズンを冷静に見据えていた。

 集合日だった8日(同9日)はキャンプ施設に3日ぶりに姿を現し、トレーニングを行うなど約5時間滞在した大谷。クラブハウスから姿を現し、待ち受けた報道陣を見つけるといたずらっぽく笑った。午後3時9分。グレーのブルゾンに、帽子を浅くかぶった大谷は指をさしながら「立ち入り禁止!」と3度連呼した。リラックスした表情のまま、水原一平通訳が運転する真っ白なポルシェの助手席に座り、キャンプ施設を後にした。

 選択権行使や出来高などで最大5年総額8000万ドル(約116億円)となる大型契約。30歳で踏み出した第2の野球人生が、いよいよ始まる。

 ≪開幕戦 地上波で生中継≫ドジャースとパドレスが3月20、21日に韓国・ソウルの高尺スカイドームで対戦する開幕シリーズが、いずれも地上波で生中継されることが決まった。NHKは20日の第1戦(午後7時5分開始)を総合で、21日の第2戦(同)はBSで中継する。また、テレビ朝日は21日の第2戦を生中継すると発表。直前に韓国代表などと行うド軍の親善試合も2試合中継する。

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